稽古場日誌

燦燦と淡淡と研修生 河合 達也 2016/02/27

圧倒的な

毎年の、といっても個人的には今回で2度目になる研修生の修了公演。
一年をかけて稽古場で自分の人生を晒し、その集約を舞台上で晒す事になる。
見せたくない部分を見せる事もあるだろうし、意図せず見えてしまっている部分も多々あるだろう。
それを隠そうとした所で、隠している姿が晒される事になる。
丸裸なのだ。
その人自身が丸裸になって舞台上でハイテンションで躍動する。
見ている側に取ってはこれほど面白い物は無いと思う。

皆が見られている以上に、皆が見せているから。「燦燦と」輝く姿を。

見ている僕らが圧倒されるくらい輝かしい姿を晒して欲しい。そのために台詞の細部から体の一挙手一投足まで、繊細に神経を巡らせて欲しい。一言、一動作にまで「これでいいのか」と厳しい目線で検証を繰り返して、確固たる表現を持って僕らを圧倒して欲しい。

「燦燦と」輝く姿の裏側に「淡淡と」積み重ねられた努力の姿が重なれば、面白いものが出来上がるはず。

残り時間はわずかです。「燦燦と淡淡と」世界を圧倒できるよう、頑張ってください。

河合達也

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2015年度研修プログラム修了公演「燦燦と淡淡と」
日程=2016年3月10日(木)〜13日(日)
会場=シアターノルン
詳細はこちらをご覧ください。

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