稽古場日誌

燦燦と淡淡と研修生 髙橋 真理 2016/03/03

満を持して

今期の研修生修了公演が間近に迫ってきた。
研修生達も「いよいよ俺達、あたし達の出番が来たか!」と奮い起っているに違いない。
なぜなら今期は11月に劇団の公演が二本もあり、研修生達は9月下旬から稽古見学となり、本番にはスタッフとしてついていた。
さぞ芝居がしたくてしたくて、本当に生殺し状態だったと思う。

僕が研修生の時もそうだった。
劇団員達が芝居のことで、
「あーでもない、こーでもない」
と四苦八苦してる姿を、
「きつそうだな、俺研修生でよかった」
と思うと同時に、
「羨ましいなぁ、俺も早く芝居がしてえ!」
と思っていた記憶がある。

いよいよ、満を持して研修生達の出番が来た。
見学やらスタッフ作業で溜めていたエネルギーを今こそ発散してほしい!
舞台上で「燦燦」と輝く君達を観て、さぞかし劇団員達は芝居欲に苛まれることだろう。
現に何度か通し稽古を見学させてもらっているが、どんどん面白くなっていく作品を観て、とてもうずうずさせられている。(とは言え、それがバレるのはとても悔しいのでめちゃくちゃ真顔で観てます)。

歴代研修生の中でも特に年齢が若い今期の研修生達(小貫を除く)。
その為、出てくるネタはとても¨今¨であり、若さパワー全開! なシーンが多い。
元気な芝居というのは観ていて楽しいが、深みがない。
そこで演出の斉木は若者故に存在する¨闇¨を入れようとしている。
その両極端とも思える二つが両存できた時、とても見応えのある作品に仕上がると思う。
これから本番までどうなるかは、乞う御期待!

また今回は舞台美術、舞台効果もとてもユニークです。
是非御来場していただいて、舞台演劇そのものを楽しんでいてだけたらと思います。

御来場お待ちしております。

髙橋真理

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2015年度研修プログラム修了公演「燦燦と淡淡と」
日程=2016年3月10日(木)〜13日(日)
会場=シアターノルン
詳細はこちらをご覧ください。

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