稽古場日誌

研修生 研修生 2016/06/08

100パーセントを探して/喜多京香

こんにちは。今年度研修生になりました、喜多京香と申します。
芝居はほとんど未経験であり、稽古に怯えるような日々が続いておりますが、構わず前進していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

私は13年間ずっと、ジャズダンスをやってきました。
長年ダンスを続けてきて、納得のいかないことがあります。
自分の表現力についてです。
私は小学生の頃、人間関係で大変な思いをしたことがあり、それからずっと心の奥底で闇を抱えています。
この心の闇が、表現の場で変に生きてしまうようになり、上手く笑顔が作れなかったり、必要以上に人の目を気にするといったことが多々あります。
自分のイメージする表現を、いざ人前でやる時がきたとき、なぜかどこかでブレーキをかけてしまい、100%出しきることができずいつも後悔してしまいます。
この心の闇は、今の自分にとって大変悪影響のようです。
しかし、だからといって心の闇を綺麗まっさらに消してしまおうとは思いません。
支配できるようになりたいのです。
闇を知った上で、100%笑う、怒る、悲しむ。
100%殻を破り、力を出しきった時、自分はどう豹変するのでしょうか。
私はまだ、本気の自分を見たことがありません。ですから、この研修期間で必ず見つけてみせます。
そして、振付師として世界的に活躍していきたいという夢に、一歩でも近づくことができたらと思います。

喜多京香

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