稽古場日誌

ワークショップ外部活動 浦 弘毅 2016/10/04

OTO演技基礎ワークショップ +発表会「フランケンシュタイン」 リポート/岡山の力

今年で3年目となりました、OTO演技基礎ワークショップ+発表会「フランケンシュタイン」が9月18日(日)岡山大学医学部Jホールでおこなわれました。
1年目(2014年)は『雨月物語』、
2年目(2015年)は夏目漱石作『こころ』、
そして3年目はメアリー・シェリー作『フランケンシュタイン』でした。

この企画はプロデューサー米谷陽子氏が「岡山にさらなる演劇の刺激を!」をテーマに始めたものです。
発表会の作品も私が選んだのではなく、米谷氏が選考、研究し提案してくれたものでした。

この時点で面白いことだと私は思っています。もうここから私と米谷氏とでワークショップが始まっている。
本来なら、私がやりたい作品があり、プロデューサーと考察していくのでしょうが、米谷氏の持ってきた作品を私がどう料理し米谷氏に見せていくかというやり方です。
これって楽しいんですが、結構疲れるものなんです。
想像が追い付かないし、それをどう説明していくかに苦労しました。
でもこの経験ってとても刺激的で勉強になりました。

ワークショップの内容も山の手事情社の俳優育成法《山の手メソッド》を通して、「俳優にとって必要な能力とは?」「現社会において演劇って何だろう?」など参加者にはいろいろと考えてもらいながら作品に取り組んでもらいました。(今年の『フランケンシュタイン』はとにかく難しい作品でなかなかその時間はとれませんでしたが…。)

岡山での私のワークショップも今年でいったん一区切りです。
こんご岡山がどのように発展していくか楽しみであります。私も微力ながらお役にたてればと思います。

参加者の皆様ありがとうございました。
発表会お越しいただいた皆様ありがとうございました。

また、どこかでお会いできること楽しみにしております。

浦 弘毅

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