オイディプス@Tokyo 安部 みはる 2016/12/23

神託はワタシから未来のワタシへ下される

作中「父を殺し、母と交わり子をなす」とオイディプスが授けられる神託は、ただの神話なのだろうか。現代の私たちも実は依然として強固な神託に縛られているのではないか。劇団員が自分にとっての神託を語ります。
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36歳、独身、そろそろ保険に入ろうと思っている。

心配なのは病気、入院、手術。

まだ死ぬ確率は低いだろう、よしネット見積だ。

A社、月額3,467円、入院日額10,000円、手術保障あり、先進医療あり、死亡保障なし…

ふむ、悪くない。でも死亡保障なしか。もう一声ほしい。

B社、月額1,680円、入院日額5,000円、手術5,000円、先進医療は特約、死亡保障なし…

安いけど、入院が薄い。

有名保険会社は、総合的な保障をつけると月額8000円越え。

高い！　 払えない！

今の私はそんなにリスキーだったのか。

もういっそ共済系か？？

都民共済だと2,000円、全労済だと1,600円。

お手頃。当たり前だが保障面では薄い。

足りないところは特約で追加する仕組みか。

追加すると、結局3,000円から4,000円になるではないか。

こんなに払って何もなかったらどうしてくれよう。病気にならないと元が取れない。

神様、私は何に備えたらいいですか？！

ちなみに、何かの統計では、保険に入っている人の方が病気になる確率が高いらしい。

入らない方が健康でいられるってことか。

そんなこんなで、かれこれ3ヶ月ほど悩んでいる。

安部みはる

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若手公演「オイディプス@Tokyo」
2017年2月23日（木）～26日（日）
すみだパークスタジオ倉
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