稽古場日誌

オイディプス@Tokyo 松永 明子 2017/02/20

稽古スタイル1.2.3

稽古場が寒い。尋常じゃなく寒い。
昨年の今ごろ、修了公演の準備期間もそうだったので、知っていたけれど、やはり今年も寒かった。
稽古前に走って身体を温めるけれど、稽古中、自分が出てないシーンを床に座って見ていると次第に冷えてしまう。
それも特に下半身が冷えるのです。つらい。
そういう訳で稽古に何を着るか研究に余念がない。

【スタイル1】
・ヒートテックレギンス(ご存知ユニクロ!  お世話になってます!)
・裏起毛のスウェットパンツ
・毛糸のレッグウォーマー

下半身が冷えるので、まずは重ね着! ということでこのようなラインナップに。
しかし、たくさん重ねているはずなのに、なぜか膝下ばかりが冷える!
なななな、なぜ???

【スタイル2】
・ヒートテックレギンス
・新素材の風を通さないパンツ←New!!
・毛糸のレッグウォーマー

スウェットパンツを新素材のパンツに変更してみた。
これはいい感じでした、温かい!
外を歩くだけで汗が噴き出す温かさ! そう汗が……アレ?
汗が…乾かない…??
そうです、このパンツは風を通さないので保温性に優れてはおりますが、そのため速乾性には欠けている…
温かいけど、いつまでも汗で湿っている! ああ! 惜しい!

【スタイル3】
・ヒートテックレギンス
・裏起毛のスウェットパンツ
・ジャージ(某スポーツメーカー)←New!!
・もこもこ靴下←New!!

【スタイル1】をベースに、さらに某スポーツメーカーのジャージを重ねてみた。
これは裾が長すぎてタンスの肥やしになっていたおズボンでしたが、
もこもこ靴下を重ねて、その中に裾を収めることで、足元スッキリスタイルを実現!
スバラシイ!

これにてわたしの真冬の稽古着ジプシーは決着がついた。
新素材の下着、新素材のスポーツウェア…
いろいろ買っ てはみたけれど、結局は手持ちのものを重ねて事足りてしまった。
なんだか悔しい。
さらに悔しいのは、稽古の初期は読み合わせやシーンを眺めている時間の方が多かったのですが、
身体を動かすシーン稽古に入っている今はもう熱くて熱くて仕方がないのです。
せっかく着込んだのに、すっかり脱いでしまう。

あんなに何を着るか悩んだのに…

山の手事情社名物の《四畳半》、劇団でもっともアクロバティックとの呼び声高い今回の《ルパム》(演劇的なダンスのようなもの)の数々…
真冬だというのに『オイディプス@Tokyo』の稽古はアツくなる一方です。
こんな調子で本番は一体どうなってしまうんだ! どんどん脱いでしまうぞ!
それでも、公演が終わる頃は春の準備を始めるころ。
それならすっかり脱いでしまっても構わないのかしら。
皆さんも是非、このアツさを感じにいらしてください!

松永明子

==============

質問@Tokyo 

「オイディプス@Tokyo」に因んで、出演者同士による“東京”に関する質問コーナーです!
栗田直輝→松永明子への質問です。
IMG_0305-1024x682
なんでもあるイメージの東京、意外と無くて困ったものは? (栗田)
わたしの親しい人たちの多くは、東京を出て、地方で家庭を築いた人が多いんですね。
なのでかつて親しかった人たちが側にいなくて時々とても寂しい気持ちになります。(松永)

次回は、松永明子→関口優美への質問です。

稽古場日誌一覧へ