稽古場日誌

Anniversary 越谷 真美 2017/03/10

いまだかつてない京香

先日『オイディプス@ Tokyo  』の打ち上げの席で、先輩から「なんか似ている」と言われた。
おそらく「表情が暗い」という点においてである。
そんなご縁で (  ? )   研修生の喜多京香について日誌を書くことになった。

彼女のことで印象的なのは、昨年のオーディションで「ダンスをやっていきたいから山の手事情社で学びたい」と話していたことだ。
プロフィール写真もレオタード姿だった……。
そう、京香のマインドはダンサーなのだ。
私は、それはとてもステキなことだと思った。
世の中にダンスが好きなひとは山ほどいるが、自分の表現に何が足りないのか考え、行動するひとはどれだけいるだろう。

ささやかな抵抗だが、表情が暗い=性格が暗いではない。
自分がいったい何に心躍るのか、身体が衝き動かされるのかに貪欲な奴なのだ。たぶん。

いまさらだが「喜多」って、「喜びが多い」なんて、なんて縁起のいい名前なんだ!
修了公演でその表情が思わず喜びにほころぶ瞬間をみることは出来るのだろうか。

『 Anniversary  』の本番まであと少し。
いまだかつてない京香を乞うご期待!

越谷真美

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2016年度研修プログラム修了公演「Anniversary」
日程:2017年3月23日(木)~26日
会場:シアターノルン
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2017年度研修プログラム「俳優になるための年間ワークショップ」
オーディション開催中
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■年間ワークショップ参加者体験談
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