稽古場日誌
今回稽古場日誌は「稽古場ではこんな事が行われている！ 」をテーマにレポート形式でお送りします。創作作業が行われている現場の様子をお楽しみ下さい！
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９月30日、台風24号「チャーミー」が大接近中。
台風の中でも、稽古はなくならない。
私は用事があり、18時に稽古場に到着予定だった。インターネットで確認すると、JR全線20時で運休とある。念のためと思い稽古場に電話する。
「稽古やってますよね？」
「もちろん！」
稽古場につくと、まったくいつも通りに稽古をしている。不思議な《歩行》を何種類も試している。あとで教えてもらおう。
音響の斉見さんも見学者もいる。
２階では、浦さんが舞台セットの実験をしている。
近付いたり遠くから見たり、位置を変えたり、さながら現代アーティストだ。
着替えてアップをしていると、斉木さんが駆け寄ってきて《ルパム》のコンセプトについて丁寧に説明をしてくれる。
電車で帰宅する劇団員はこのあたりで帰り始める。稽古は終わらない。
徒歩と自転車、バイクで帰宅するメンバーで稽古できるシーンを引き続き稽古。
20時過ぎに終了。
しかし自主稽古は終わらない。まだやっている。大道具小道具もまだ作っている。演出部の会議もまだやっている。本番の日は容赦なく近づいているので、今は全員100％の情熱で挑んでいる。
しかし……風雨が強くなる前に、もう帰った方がいい、かも？
安部みはる
劇団山の手事情社公演『うリアしまたろ王』
日程＝2018年10月18日(木)～21日(日)
会場＝東京芸術劇場 シアターウエスト
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