稽古場日誌

仮名手本忠臣蔵 2018/12/16

『忠臣蔵』討ち入り瓦版 20 〜彼女達の推し所〜

本番直前に緊急調査!
今週末に迫った、区民参加劇『仮名手本忠臣蔵』の見所を、出演者の方に伺いました。

配役は本番までのお楽しみですが、可憐な彼女達が、凛々しく育っているのが、私の見所の一つです!

まずは、普段からボーイッシュでありながらも、時折見せる可愛らしさがキュンとさせる、ジョンさんからのコメントです♡

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ふざけたあだ名のジョンです。
真面目に『仮名手本忠臣蔵』を紹介させていただきます。

討ち入り本番が近付き、舞台セットや衣装の全貌が見えてきました。
時代劇? 現代劇?
どのような雰囲気になるのか見所です。

スタッフさんのおかげで登場人物の生きる世界や輪郭を作っていただいていると感じるので、その場に魂を込められるよう残り数日駆け抜けたいと思います。
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そうなのです!
山の手事情社をご贔屓のお客様はピンと来るかと思いますが、古典の作品(分かりやすく言えば、時代劇)を、ただの時代劇にはしません。

その辺りの演出の数々と、それに付いていく出演者の苦戦・苦悩は見所です。

続きまして、ともえさんです。
ともえさんとは共通の趣味があり、意気投合!
勝手に、妹分だと思ってます。片思い? 笑

ともえさんからのコメントはこちら。

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今作品では、歌舞伎などと同様に、「初段、二段目、三段目……」とシーンが分かれており、我々出演者は「段」ごとのシーン練習を猛特訓中です。

そんな猛特訓中の「段」の中から、
私のお気に入りを、今回の公演の見所として紹介します。

お気に入り① 「九段目」
本作は男性が中心の劇ですが、この段では、志士達の妻や娘など女性陣が主役です。
芯の通った女性陣達の濃密なやりとり、どうぞお楽しみください。

お気に入り② 「十一段目」
物語最大の見せ場、討ち入りのシーンです。
出演者の数も他の段とは桁違いに多く、老若男女入り乱れる見応えのあるシーンになる予定です。
稽古場では絶賛殺陣の練習中です。
ぜひ、練習の成果をご覧ください。

後半に偏ってしまいましたが、
もちろん全段に見所があります。
どうぞ、お気に入りの「段」を見つけに公演にいらしてください!
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私は、歌舞伎や人形浄瑠璃などでは、なかなか上演されない、十段目がオススメです。
レアシーンです。幻と言っても過言ではない。

主役・由良之助の先を見据えた計画が凄すぎて「そんなバカな!」という位。由良之助の段取りの良さに注目です。

演出アシスタント 辻川ちかよ

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下丸子×演劇プロジェクト2018
区民参加劇『仮名手本忠臣蔵』
構成・演出=安田雅弘
原作=竹田出雲・三好松洛・並木千柳
日程=2018年12月15日(土)~16日(日)
会場=大田区民プラザ 大ホール
主催=公益財団法人大田区文化振興協会

『仮名手本忠臣蔵』チラシ(1)

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