稽古場日誌

山口 笑美です。

おっちょこちょいで低音ボイスで猫目で片えくぼがあり。
元気そうに見えるけどすぐに疲れる、感情のONOFFが結構激しい、
テンションが上がるとブレーキがきかなくなりやり過ぎて引き込もる、
お酒と猫が大好き、熱くて涙もろい、面倒くさい女です。

10代から人生の半分以上山の手事情社にどっぷり浸かってしまったちょっとおかしな女です。

山の手事情社のスタイルの変革に振り回され、怒号に堪えながら十数年間混乱しつづけ、やっと地に足がついてきたかなーと思ってきた矢先。
最近なんだかとてつもなくつまらないと感じるのです。
何が? 
自分が。
そう! 自分に対してつまらないのです。

自分の声。
ワンパターンな身体の使い方。
思考回路・・・。
うわ~飽きてきた! 

何をやってもスッキリせず、さかりのついた猫のように落ち着かず、
稽古場においても、日常生活においてもイライラ、モヤモヤし、叫び出したくなる。

本当にその声なのか? 
その身体なのか? 
山口 笑美はどこにいる!? なんで演劇をやっている? 
にゃお~~ん

結局この十数年で取りつくろうことや、こなす事が上手くなっただけなのではなかろうか。

今までもそういう風に感じたことは何度かありましたが今回はちょっと感じが違います。

今さらだけど、やっと本当の意味で自分と、演劇と向き合えるようになってきた気がする。

陸地はすぐそこまで近づいている感じがするけれども、自我という嵐が邪魔してなかなか辿り着けない。

「テンペスト」稽古中になんとか上陸せねば!! 

にゃお~ん

ご期待下さい! 

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