稽古場日誌

テンペスト(2018年)

テンペスト(2018年) 山本 芳郎 2018/07/30

大きい小道具

いつものことながらたくさんの人間のチームワークによって無事に乗り切れたヨーロッパツアーでした。ところで今回プロスペローが使っていた小道具の本も、人間ではありませんが最後まで僕を支えてくれたもののひとつでした。小道具と...

テンペスト(2018年) 谷 洋介 2018/07/27

掃除

皆さん知っての通り、欧米では屋内で靴を脱ぐ、という習慣がない。日本でもビジネスホテルなどは、靴を脱がないで室内に入ったりするので、ツアー中の宿泊先のホテルでは靴を脱がないことにあまり違和感を覚えなかった。 しかし、劇場...

テンペスト(2018年) 松永 明子 2018/07/23

ヨーロッパツアー浴室事情

入浴の喜びが分かるようになりました。湯船につかることで身体の緊張がとけ、ようやく一日を終えられます。最近になって、これを有り難く感じるようになりました。 ところが、ヨーロッパのホテルにはバスタブがない場合がある、といい...

テンペスト(2018年) 鯉渕 翼 2018/07/20

本たち

山の手事情社が海外に持っていく作品は、基本的にセットはシンプルで小道具なんて皆無。そもそも山の手事情社の芝居は身体で道具も表現するので小道具自体がほぼないのです。ところが今回の『テンペスト』は、近年の作品の中で最も小...

テンペスト(2018年) 斉木 和洋 2018/07/17

無事是貴人

もう何度目だろう、ルーマニア。思い返すと苦難続きのルーマニア。『タイタス・アンドロニカス』を上演したときは、会場入りした日に公演があって、怒涛のごとく本番に呑み込まれていった。前のカンパニーが上演時に使った水が舞台上...

テンペスト(2018年) 中川 佐織 2018/07/13

言葉がわからずとも

言葉がわからずとも、芝居を観て涙する。海外公演のとき、プレッシャーと同時に楽しみなことがあります。それは、海外の劇場でお芝居を観られることです。ルクセンブルクでは、山の手事情社の『テンペスト』の上演だけで他の芝居は見...

テンペスト(2018年) 河合 達也 2018/07/10

海外の劇場事情

 ルクセンブルクのエッシュ劇場は外観も内装もとても奇麗な劇場でした。座席は座り心地が良く2階席まであって、舞台裏が広く、舞台裏が直接搬入口に繋がっていて利用しやすかったです。ただ、物を捜しに劇場内をぶらついているとオ...

テンペスト(2018年) 福冨 はつみ 2018/07/06

私の役目とは

5年ぶりの海外公演。自身としても5年ぶりの海外。帰国してから時差ボケ回復に時間がかかった。久しぶりだからか、年のせいか……。 さて、今回はルクセンブルクとルーマニアの2か国2都市での公演でした。どちらも初めて訪れる街です...

テンペスト(2018年) 栗田 直輝 2018/06/25

伝えるということ

こんにちは。栗田直輝です。先日、『テンペスト』のヨーロッパツアーより帰って参りました。多数のご声援、本当にありがとうございました。 自分にとって初めての海外ということで、現地の街並みや空気感に興奮しました。ヨーロッパは...

テンペスト(2018年) 髙坂 祥平 2018/06/28

初めての世界

初海外。成田から飛行機に乗り、まずトルコのイスタンブールに着いた。そこから乗り継ぎでルクセンブルクに向かう。15時間近くは飛行機に乗っていたと思う。当たり前だが機内を見渡せば外国人ばかりで、窓から外を見れば、ここは日本...