山の手事情社EXTRA企画

ひかりごけ

構成・演出/安田雅弘 倉品淳子
原作/武田泰淳

昨年7月に試演し絶賛された本作。倉品淳子と、60歳を超えた3人の女優によるコラボレーション。戦時下、飢餓状況での食人事件を描いた武田泰淳の原作を、女性だけで演じ、話題を呼びました。
今年5月、韓国・大田市から招聘を受け、それに先立って4月、東京でさらにパワーアップした本作を再演いたします。

■演出意図
私たちは日々生活に追われ、多くのことを忘れている。たとえば、人間が幾多の生き物を殺し、それを糧にしていることを意識することはまれだ。しかし、食物として人間が浮上したとき、私たちはその意味の巨大さに立ちすくむ。「ひかりごけ」に描かれているのは、決して人が人を食べる状況やその罪ではない。ひたむきに生きることの美しさと恐ろしさである。ひたむきに生きようとした船員たちは仲間の肉を食べるのであり、ひたむきに生きる検事は人を食べた船長を断罪しなければならないのである。「ひかりごけ」は、生がはらんでいる矛盾に正対する普遍的な作品である。

■経緯
`98年、`99年、安田と倉品がインストラクターをつとめた、越谷市(埼玉)主催の《 山の手事情社ワークショップ》に、世羅、松田、田口が参加。舞台表現に興味を持った3名と倉品が、翌年より稽古を開始する。
`03年、「ひかりごけ」製作を開始。
`05年7月、「ひかりごけ」試演をおこない、幅広い年齢層の観客に絶賛され、今回の公演に至る。

構成・演出=安田雅弘倉品淳子
原作=武田泰淳

キャスト=倉品淳子・世羅たか子・松田季世子・田口美佐子

製作=劇団山の手事情社 有限会社アップタウンプロダクション UPTOWN Production Ltd.


■東京公演スケジュール(2006年4月)
22日(土) 19:30〜
23日(日) 15:00〜 19:30〜
29日(土) 19:30〜
30日(日) 15:00〜 19:30〜
※受付・会場は開演の30分前です。

■会場
目黒 無月(元 ルナ・ディ・ルナ)
〒141-0021 東京都品川区上大崎2-17-7 2F
TEL 03-3491-9030
http://luna.2.pro.tok2.com/map.htm

■料金

2,000円(1ドリンク付・全席自由)

■予約開始

2006年3月6日(木)〜
※ご予約は前日18時まで承ります。

■予約受付

1回50名様限定、お越しいただいた順番にご入場いただきます。
当日空席がありましたら当日券としてご入場していただけますが、席数が限られておりますので、事前のご予約をおすすめいたします。
また、チケットは発券いたしませんので、当日会場にて料金2,000円をお支払いください。ご予約いただいた際に「予約番号」をお伝えいたしますので、当日受付でお申し出ください。

山の手事情社オフィス
TEL:03-5760-7044(平日12時〜18時)
E-mail:hikarigoke-ticket@yamanote-j.org
※E-mailでのお申し込みの場合、お名前、電話番号、住所、希望日時、枚数をお伝えください。
■韓国 大田(デジョン)市 招聘公演

5月2日(火)〜5日(金)4回公演
会場:DJAC(デジョン市アートセンター)アンサンブルホール
※韓国公演についての詳細は、山の手事情社オフィスまでお問い合わせください。

[ お問合せ ] 山の手事情社オフィス
〒158-0087 東京都世田谷区玉堤1-6-11
TEL:03-5760-7044
E-mail:info@yamanote-j.org
HP:http://www.yamanote-j.org
※公演期間中は山の手事情社携帯080-1006-7467へご連絡ください。

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