劇団山の手事情社2006年度研修プログラム発表会

構成・演出　山田宏平　山口笑美
監修　安田雅弘
2007年2月22日（木）〜25日（日）五反田スペーステン

誕生はいつだって劇的だ。これは俳優誕生だ。（安田雅弘）

演劇でもっとも大切なことは「出会い」だと思います。
ひとと「出会う」こともそうですし、
セリフを通していろいろな劇世界とどれだけきちんと「出会えるか」も。
演劇の醍醐味であり、また演劇家としてとても難しいところだと感じます。

hola（「オラ」と読みます）はスペイン語。
英語の「hello」にあたる、
24時間使えてとても活気のある、
口にしても耳にしても気持ちのよい言葉です。

この発表会は研修生たちの「お披露目」であると同時に、
研修生がどれだけ演劇に「出会える」ようになったかを見ていただく機会になります。
彼らはこの４月から、いっぱいの希望と同じくらいの不安を抱えながら
演劇に、そして新しい自分に「出会おう」と
懸命に最初の一歩を踏み出す準備をしてきました。

そんな彼らがはじめて観客の皆さんや劇世界に出会うとき、
怖がらずに元気にあいさつしていくような俳優になってほしいという願いをこめて
「hola！」というタイトルをつけました。

山の手の研修生が元気いっぱいに身体で発する
「hola！」という声を聞きに来てください。
（山田宏平・山口笑美）