プロの俳優に必要な能力

劇団 山の手事情社は、大きく分けて、以下の能力が必要と考えています。

図:プロの俳優に必要な能力

山の手メソッドによる研修プログラム

《山の手メソッド》は、私たちが独自に開発・アレンジした俳優のトレーニング方法です。
徹底した自己観察を通じて、現代生活でにぶりがちな対話能力や身体感覚を研ぎ澄ますことを目的とし、舞台を作る上での俳優の基礎教養として、劇団員になっても日々おこなわれています。

図:山の手メソッドによる研修プログラムの段階

step1 身体訓練

ごく基礎的な《柔軟運動》《筋力トレーニング》《発声練習》などです。

柔軟体操・筋肉トレーニング観察力身体能力

発声練習観察力声量

step2 基礎エチュード

強い感情のもとでは、なめらかに動くことや、発語することが困難になります。その克服を目的としておこなわれる種々のトレーニングです。動作の基本《歩行訓練》、強い感情で発語する《感情滑舌》、さまざまな感情に合わせて身体や顔の表情を作る《二拍子》など。ほかにも、日常の動きをどのように演技に結びつけるのかを考えたり、身体を使って想像力を増幅する訓練などがあります。

歩行観察力身体能力感情量

感情滑舌観察力声量感情量

二拍子観察力身体能力声量感情量

画像:山の手事情社本公演「Jam」より「歩行」

歩行

画像:山の手事情社本公演「Jam」より「二拍子」

二拍子

step3 応用エチュード

ルパム観察力身体能力感情量発想力知識

現代の日本人には、これといって皆が踊れるダンスがありません。バレエ、日本舞踊、ジャズダンスなどを踊るには、特別に習わなければなりません。それならば日常的な動作からダンスを作ろうと、自分たちで発想した動きを組み合わせて踊りを作る訓練です。《ルパム》とは、リズム(R)、プレイ(P)、アクト(A)、ムーブ(M)の頭文字をつなげた造語です。

画像:山の手事情社本公演「Jam」より「ルパム」

ルパム


フリーエチュード観察力身体能力声量感情量発想力知識

即興性を鍛えるトレーニングのこと。その時、その場でできる限りのことを考え行動することが、舞台では求められます。それに必要な感覚を磨くことが目的です。ゲーム形式で行うので、楽しみながら次第に高度な振る舞いができるようになります。

画像:山の手事情社本公演「Jam」より「フリーエチュード」

フリーエチュード


ものまね観察力身体能力声量感情量発想力知識

身近にいる印象的な人のものまねを通じて、他人格へジャンプする感覚をつかむ訓練です。他者の特徴をつかみ、歩き方からしゃべり方まで、できるだけ自分ではない人物に近づくことを目的としています。

画像:山の手事情社本公演「Jam」より「ものまね」

ものまね


ショートストーリーズ観察力身体能力声量感情量発想力知識

メンバーどうしで相談し、10分程度の寸劇を作るトレーニングです。私たちの周りには特に「事件」と呼ばれないできごとがあふれています。そうしたドラマを見つめ、再現することが目的です。

画像:山の手事情社本公演「Jam」より「ショートストーリーズ」

ショートストーリーズ

上記の写真は本公演『ぴん』『jam ゴールドブレンド』『drill』より

step4 修了公演

年度末に実施する一年間の集大成です。毎年たくさんのお客様がおいでになり、札止めになります。今年も客席の皆さんに喜んで頂きましょう。

画像:2008年度修了公演「デコ」より

2008年度修了公演『デコ』



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