11/06/05

傾城反魂香/ルーマニア

ついてない日

6月3日は1日OFF!
フェスティバルなので様々な会場で観劇できるが、全て面白いわけではなく、選択を間違えるととてもブルーな1日になってしまう。
気合い入りまくりだったが、定員オーバーで入れなかったり、道に迷って会場にたどり着けなかったりして結局一本しかまともに見れなかった。
悔しいので、24:00からカフェで行なわれる三人芝居を
見に行く。

会場はまだ空いていたが、席がないとかで階段に座らされる。
待てどくらせど始まらない。
パンフレットを見直してみたら24:30スタートではないか。
しまった、無駄に階段で30分過ごしてしまった。
レモネードも飲みつくしている。
おもむろにゴットファーザーのテーマ曲が流れてきたが、始まる気配がない。
しかもパンフレットには芝居が1時間45分と書いてある。
最後まで見たらいったい何時になるのだ。
いまさら帰るわけにはいかないが、見るのもしんどいぞ。

結局40分遅れの25:10開始となり、ゴットファーザーは三回も回った。
イケメン俳優がなかなか面白い演技をしていたが、眠さと言葉の分からなさに負けて、10分ほどで会場を後にした。

なんとも、ついてない一日であった!

三井穂高

11/06/04

傾城反魂香/ルーマニア

シビウ本番

今年、ルーマニアツアーに初めて同行しています。
福冨です。

今回のツアー一回目の本番が無事に終わりました。一番の勝負どころ、シビウ国際演劇祭。
前々日にラドゥ・スタンカ劇場で「Felii」を見て、今までにない緊張が走りました。
当日券を求める観客の勢い。
開演前の客席の高揚感。
上演中の集中力。
終演後の観客の反応。
見終わった後も落ち着かず、一日過ぎ、そんな気持ちのまま本番を迎えました。

朝8時より劇場に入り、各セクションごと一斉に準備にとりかかります。1分1秒も無駄にできない乗り打ち公演。
舞台、照明、音響、衣裳、舞台監督の本さんが綿密に計画したスケジュールに沿って進みます。
午後には俳優も舞台で最終確認。
ゲネプロを終え、本番。
「Felii」同様、当日券を求めて並ぶ観客。
開演前より1階席、2階席にも立ち見が出るほどでした。
高まる緊張をどう押さえて良いかわかりません。
あとは見届ける限り。

噂に聞いていたスタンディングオベーションは少なく、英語さえろくにできない私は観客から生の感想を聞けず、この「傾城反魂香」がどうだったのかを劇団員と想像で話すばかり。控えめな反応に不安が募るばかり。
二日後に発行された演劇祭の雑誌「APLAUZE」の表紙を見たとき、やっと公演が終わったんだ、と安堵しました。また、現地評論家からは「今回の演劇祭で一番良かった」と嬉しいお言葉をいただき、近松門左衛門がルーマニアでも受け入れてもらえることに今後の可能性を感じました。

ツアーは始まったばかりです。
トゥルダとブカレストではどんな反応かが楽しみにです。
ご期待ください!

福冨はつみ

11/06/01

傾城反魂香/ルーマニア

初シビウ

シビウに到着して二日目、今日も稽古です。
時差ボケにかかっている人がいるかどうかはわかりませんが、昨日にひきつづき、日本にいるときと変わらずの稽古風景です。
入団して初めて海外公演。自分が役者として来たとき、本番にむかってどのように過ごしていくか、そのことを考えてしまいます。
出演者を観察し、空いた時間で街を見て、自分の好みにあったお食事を頭の中に残して、来年、役者としてシビウに来られたらなにを食べようか、そんなことを考えてもしまいます。
自分の好みは現在宿泊しているホテルの近所にある、ピザです。

石原石子

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