13/01/12
社会人ワークショップ・第五弾「ダンスなんて簡単だ!」3回目リポート
新年明けまして、社会人ワークショップ再び始まりました! 前半コースの第三回目です。
今回は今までと趣向を変え、
「決められた形に身体を当てはめていく」
をテーマに進めていきました。
まずウォーミングアップで、震源地ゲームをします。
鬼とリーダーを決め、リーダーの動きを皆で真似し、鬼は誰がリーダーか当てるゲームです。
あたかも自分が発信源(震源地)であるかのように見せたり、逆にリーダーであることを悟られないよう存在自体を地味にしてみたり、決められた形の中で工夫していきます。
その次は《歩行》です。
山の手事情社では、《歩行》というものがあります。
スローモーションで歩く動作をカウント内に収めたもので、劇団員は必ず練習します。これは体重移動が非常に難しく、簡単にマスターできるものではありませんが、どう体重が移動するのかを知るだけでも、面白いものです。
ただゆっくり歩くのではなく、どうやったら劇的に見えるかを皆で検証していきます。
「後ろから引っ張られていてなかなか進めない。」
「腰はあくまでも一定のスピードで常に動いている。」
などといったイメージを、
自分達の身体に落とし込んでいくと、皆さんの豊かな人生経験ゆえか、予想よりはるかに劇的な《歩行》になりました。
これらをふまえ、最後はオリジナル歩行を各自作って披露!
ただ振りを踊るのでははく、決められた形の中に、細かい身体的な設定やイメージをできるだけ多く詰め込む事によって、魅力的な身体に見える事を体験できたのではないでしょうか?
次回は前半コース最終日です。
皆さんで新しい《ルパム》を作ってみたいと思います。
三井穂高