06/10/03

YAMANOTE TRIP

「名人たちと名凡人?」

ども、山田宏平です。

今日は「ファウスト」をノンストップで通しました。
初日まで2ヶ月近くあるのですが、満を持しての新作ということもあり、
いつにないハイペースでつくっております。

通してみて、この作品の持つ強靭な骨格がはっきりしてきました。
壮大な戯曲をシンプルに削ぎ落とし、
強烈な恋愛にスポットをあてた山の手版ファウスト。
メフィスト・マルガレーテとの対峙を通してみえるファウストの希望や絶望から、
例えるなら一輪挿しのようなシンプルで想像力に訴える美しさ、
あるいは力強く伸びた初夏のひまわり畑のような鮮やかな刹那の切なさを味わっていただけると思います
(ご期待を!)。

骨格がわかると枝葉の部分も見えてきますね。
通しのあと演出家から僕に出た言葉は「もっと軽くしてほしい」。
倉品さんや岩淵くんからもらったアドバイスも「もっと軽く」。
僕が返した言葉は「緊張感のある暗闇の部屋にずかずか入ってきて蛍光灯をつけちゃうような感じですよね」。
一同「そう、そう」。

はい、そうです。
僕の登場シーンの役割はがっかりとか拍子抜けとか力が抜けるとか、そんなあたりです。
名人たちの緊張感を台無しにしてしまう凡人ってとこですね。

こういう役割、大好きです。意気に感じます。
ただ凡庸にやるのではなく、作品を豊かにさせるような鮮やかな凡庸さ。
ただの凡人ではなく、「名凡人」であるように。
そういえば銀河鉄道でもタイタスでも凡庸さや俗っぽさは意識してたっけなあ。
高みを求める作品に彩りを加えるため、
いかに高級でない人物に、高度でないやりとりにしていくかという作業。

青い鳥ではポジションが違うので、ファウストで徹底して追求してみたいと思います。
ご期待を!

山田宏平

06/10/01

YAMANOTE TRIP

「わくわく」

こんにちは (*^^*) 山口笑美です。

早いものでもう10月に入りましたね。
秋まっさかり。
秋生まれだからなのか? 私はこの季節が一番好き☆
なぜかわくわくするんですよね。
で、この季節の風景やひんやりした空気、オシャレしている女の子達を見ると創作欲が沸くんですよね。

栗とかさつま芋の美味しい秋〜♪(あっ栗ご飯食べたーい!)
紅茶を飲みながら読書をするのが楽しい秋〜♪
そして
YAMANOTE TRIP の秋〜♪


先日「青い鳥」をあらく通してみました。
どのシーンも盛りだくさんで、飛び出す絵本のよう。
実験的で面白くなりそう、自分でも楽しみです p(^-^)q。
☆★☆★☆★☆★☆★☆
 さて、YAMANOTE TRIP まで1ヶ月と21日となりました〜
劇団員の目の色も変わってきました。
劇団員のギラギラした目の色を見てわくわく。

そして周りの雰囲気に押され私もギラギラ。血が騒ぐ。

もう後戻りはできない! 進むしかな〜い!!

作っては壊され壊しの日々…くっそ〜分からん (>_<) わ・わたしどうすればーっ
しか〜し、へこんでる暇があったら動いてみよう。違う角度から考えてみよう。新しい肉体やアイデアがみつかるかもよ!?
そう自分に言い聞かせて走る! 走る!

時のいたずらか、本番前になると時間の流れが倍の早さに感じます。
時に負けないようまた走る! 走る!
劇団員の動きも倍の早さになっているように見えます。
負けないわよ〜

メンバー全員でゴールにたどり着けるよう、TRIP目指して走り続けます。
 ゴールには何が待っているのか!?
お楽しみください (^-^)
では皆様寒くなってきましたので、気も心も体も暖かくして元気にお過ごし下さい。
 また会いましょう☆

06/09/30

YAMANOTE TRIP

「ゲーテの言葉」

最近涼しくなってきまして、朝がなかなか起きられなくなってきています。こういう時に体調を崩してしまうんだなぁ〜と思う今日このごろの浦がお届けします。

2、3日ごとに稽古の演目がかわり昨日までは「青い鳥」。今日、明日は「ファウスト」の稽古。出演者の人数も、青い鳥とファウストとでは大幅に違うため雰囲気は全く違います。ゲーテの言葉ってとても難しいのですね。それに台詞の量がけっこう多い。この書き言葉をいかに体現化するかってとても難しいけど、またそれが面白い。言葉の一言一言がとても強い生命力をもっていて、それをそのまま 《四畳半》 のスタイルにあてはめると、まず身体が負けてしまう。かといってめちゃくちゃな身体で台詞を言うと今度は言葉と身体がバラバラになってしまい空間が成立しなくなってしまう。勿論優れた戯曲はどれもそうなんですが‥。「ファウスト」はそれがより明らかにわかる気がするんですね。

芝居遅々ではありますが一歩づつ前進しています。
10月2日に早割が販売開始となりますが、おそらくその日に売り切れ必至になる予感が‥。それだけ興味のあるひとが多いのでしょうか。
ご期待あれ!

浦 弘毅

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