06/08/19

YAMANOTE TRIP

「原始的衝動」

幼稚園児におもちゃのブロックを与えると、ほとんどの子が作るものがあります。
それは壁です。
しかも必ず突進して壊すそうです。
快感なのでしょう。
…今稽古場もそんな感じです。シーンをつくっては壊し、つくっては壊しの繰り返し。途中で
「ありゃ? 壊してからつくるんだっけ…ママ〜!」てな感じです。
やっとの思いでつくったシーンを提出。もちろんそれなりに自信作ですよ。しかしあえなく玉砕。
演出「あそこはさぁ〜ああした方がいいんじゃないかな〜僕的には〜」
俳優とは不思議なもので演出からのダメ出しに快感さえ覚えるもの…
「は! そ、そうか! 確かにああすれば良かった。ウワ〜ン、パパ〜!」

やれやれ。

川村岳

06/08/17

YAMANOTE TRIP

「今日は血液型で」

今日も集団でイメージシーンを作っているところです。
毎回4チームぐらいに分かれて、作品にまつわる印象的なシーンを発表します。
もうかれこれたくさん作りましたね。そのほとんどが日の目をみないのですが…。
今回のチームは、血液型をもとに分かれました。
では各チームの様子を見てみましょう。
ちなみに山の手事情社では、劇団員を例外を除いて女性は名前で、男性は名字で呼び合っています。

A型チームはくみこ、斉木、牧子、麻里絵、渡邊。
おーすでにできあがっているのか、段取りの話し合いですか、細かい、細かいって。
O型チームは、山本、宏平(例外ね)、淳子、美智子、笑美、美希、宗吉。んーみんなで宙を見ていますね。あっみんなで行進を始めてますよ。いい感じ? あっ、とまった。と思ったら、またみんなで宙を見ていますね。
AB型チームは浦、鴫島、智子。パン、時計、スプーン? 小道具を片手にじーっとしています。思いをめぐらしているのでしょうか? 話し合いはあるのでしょうか?
そしてわれらがB型チームは、川村、岩淵、野々下、名久井、真美。話しては、うひゃひゃひゃ、動いてはうひゃひゃひゃ、紅一点の真美をいじってはうひゃひゃひゃ。一向に話しは進みません…。
さて明日はどんな発表になるのでしょうか? 楽しみです。

岩淵吉能

06/08/15

YAMANOTE TRIP

「エアコン事情社」

こんにちは。エアコン嫌いの小笠原くみこです。

夏場の稽古は、大変です。
エアコン大好きの演出家・安田雅弘氏と、エアコンのスイッチを入れる入れないで、大もめです。おおげさか・・・。

でも、本当にエアコンは大敵です。
動かずジッと稽古を見ているだけの(もちろんいろいろ頭の中は回転していますが)私は、稽古終了時には、すっかり冷え切っています。それが続くと、秋には体調が崩れて、ダメダメになってしまいます。

でも、同じく見ていることが多い安田氏も、同じはずなのに・・・。
全然びくともしないようです・・・。

そんなわけで、長袖の服と靴下はかかせません。電車の中も、けっこうやられます・・・。

そんなエアコン事情社。

12月には、ここ森下スタジオで、ポーランドの演出家チェシラック氏との共同作業の試演会があります。

ゴンブロヴィチの作品です。

ゴンブロヴィチは、ポーランドの作家でありながら、その人生のほとんどをアルゼンチンで過ごした、変わり者です。

何作品か読みましたが、はまりました! 
「フェルディドゥルケ」という作品、おすすめです。(もちろん、試演会で行う「王女イヴォナ」もおもしろいです)
ストーリーはありそうで、なさそうで、でもギリギリあるんですが、突然全く違ったシーンなどが入ってきます。でも、読み終わったとき、その全然違ったシーンの意味が、分かるような気がします。

山の手事情社の芝居と似ていると感じました。
12月の試演会が楽しみです!!