14/07/01

YAMANOTE TRIP

『小栗永里子』

日誌

06/12/19

YAMANOTE TRIP

本番直前

本番まであとわずか!稽古は順調?!に進んでいます。

稽古場はポーランド語と日本語が飛び交っている。一つの話をするのも通訳を
通してだと時間がかかる。
智恵熱がでてくる。

演出家のチェシラック(おやじさん…どうやらこのように呼ばれているらしい)
氏は無駄とも思えるくらいハイテンションだ!
ここまでハイテンションだと言葉はまったくわからないが、何を言いたいのか
が大体わかるのが不思議だ。

今日は初めての通し稽古開始直前は出演者ピリピリムード。直前まで仕込み含
めてバタバタしていたせいかそれがかえって
いい緊張感があったように思える。

後は磨きをかけまくる!そんな作業だろうか。

浦 弘毅

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今回をもちまして YAMANOTE TRIP 「王女イヴォナ」稽古場日誌を終了いたします。
いままでご愛読いただきありがとうございました。
劇団員一同、劇場でお待ちしております。



06/12/13

YAMANOTE TRIP

今年の風邪は吐き気から

更新遅れてすみません!ノロ風邪に罹ってしまいました。ハヤリものに弱い大久保!
みなさんもお気をつけください…。
さてポーランド人との稽古です。今回はおやっさん(=チェシラク氏)の演出なの
で、四畳半ではありません。どんな演出になるかも分からないので、準備もできませ
ん。山の手では役者がある程度シーンを作っておくのが普通なので、何もない状態で
舞台にでることはほとんどないのです。

私は出番が遅いので、先に登場する役者たちを余裕で見ておりました。すると「なん
てみんな慌てふためいているんだろう」と見えるのです。四畳半でないと(歪んでな
いと)安心して舞台に立てない?
山本さんに「機械みたいだ」淳子さんには「おおげさ」とおやっさんはニコニコしな
がら遠慮がない。宏平さんと斉木のシーンに至っては二人の挙動不審者にしか見え
ず。大丈夫か〜!?とニヤニヤしながら見守る私。おもしろい!おもしろい!

そしていよいよ私の出番。
ポーンと何もない状態で舞台に放りだされるわたくし。
あれれ〜?なになに?なんで私はここにいるのかしら〜?
「舞台に立つ」ということはなんと難しいのでしょうか。
四畳半に守られて私は何かを怠けていたのかもしれません。
私の初登場は見当外れで、猫背で、存在意義の見出せない、みっともないものでし
た。
その場で感じろったって…舞台に出たら何がなんやらわからんわい!(泣)
しかしおやっさんは私の失敗をものともせずどんどん演出をつけだす。
しまいに「きみはミニスカートをはくんだ!!!」
ガーーーーーン!!!

こういう経緯でノロ風邪にやられたものとおもわれます。
ミニスカで舞台に出るのは初めてです。恐ろしい。

おやっさんは心の底から演劇が好きな人だと思います。
パワーが溢れている。信頼できます。
こういう情熱からできる舞台がどんなかたちになっていくのか…。
怖さとワクワクと発熱で、関節がばらばらになりそうなのです。

大久保美智子

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