07/03/21

山の手事情社稽古場

「狂い咲き山の手事情社」

山の手の稽古場は面白い。
シーンを作っては捨て、ちぎっては投げ、最後に残った珠玉のシーンが舞台にのるわけですが、むしろその創作過程こそが実は必見。
前回のYAMANOTE TRIPの稽古では狂ったようにシャンプーする劇団員を見てげらげら笑ったり、雨あられのように生活雑貨、氷、柿ピーが降ってきたり、敷き詰められたリノリウムをもぐらのように這い回っていたり、ありとあらゆるくだらないことが繰り広げられていたのですが。
本日のメインメニューは○○○○をやりました。
伏字をあきらかにする勇気は今の僕にはありません。どうぞご想像ください。

桜も咲いていないのに秋公演に向けて始動しています。
稽古場は多摩川沿いにあります。後1週間もすれば桜が咲き乱れることでしょう。
狂い咲き山の手事情社。
肌寒い日でしたが、アップがわりにやったホットヨガでぽかぽかでした。

斉木和洋

07/03/12

山の手事情社稽古場

「文化的空間」

「4万円、4万円・・・はい8万円〜」
稽古場に響く競りの声。
「私はこれ」
「俺これだな!」
値踏みする劇団員たち!
稽古中、何故か(?д?)競売がはじまりました。
皆真剣に自分の好みを主張しています。
更に偽競売師“安田雅弘”の突っ込み!
どうやら、“半透明なレインコートに赤い蝉の抜け殻が、沢山付いたオイディプス@Tokyo(ポーランド公演バージョン)のポスター”に一番高い値段が付いたようです。
稽古?・・・ではないようです。 じゃあ・・・何事!!
 
 いつも公演のチラシのデザインをしてくださる、福島さんのポスター展が先日まで、松屋銀座のデザインギャラリーで行なわれていました!
 福島さんのデザインはシュールでスタイリッシュで劇団員にも大変人気があります。会場で展示されていたパネル達を、狭い、飾らない山の手稽古場で管理する事になりました。
 それで、稽古中梱包され送られてきたパネルを取り出す作業があり・・・その間行なわれた競売ごっこの模様をお伝えしました。
 またこのポスターたちを皆様にお見せできる日が来るまで、お待ち下さい!

植田麻里絵

07/03/08

山の手事情社稽古場

「若手稽古」

野々下孝です。
3月になりました。
春です。
もうそろそろ動き出さなきゃいけません!
コタツもしまわなきゃいけません!
ということで山の手事情社若手陣、稽古してますよ〜〜〜〜!
3月なのにもかかわらず寒さがぶり返す中!
花粉がバンバン舞い踊る中!!
斉木さんの爆発音のようなくしゃみが鳴り響き!!
野々下もあまりの痒さに眼が血走ってます。
眼球洗いてえ〜〜〜〜。

とか何とか言いつつ、「今日の稽古場は山の手オリジナルTシャツの紫色を着てる奴が多いなあ」とか思いつつ、稽古場日誌の写真なんかをパチパチ撮っているうちに、今日の稽古も演出の安田も若手俳優陣もヒートアップです。

《四畳半》の検証をテーマに掲げた今回の若手稽古。
過去の山の手上演作品を使って、声の圧力を意識した台詞の稽古をしてるんですが...なかなか上手くいきません。
やはり人間の生理は楽な方へ慣れる方へ向かうようで、それは退屈しか生まないんですねえ。
時間と空間をどうにか豊かにしようとする意思に反して若手役者陣の台詞はどんどん稽古場を退屈で満たしていってしまいます。
なんだか反省しきり。

というわけで「それにしても声って繊細だなあ」と改めて思う春です。

野々下孝

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