10/02/16

山の手事情社稽古場

今年の目標/若手合宿

どうも。
合宿初日が誕生日だった谷口です。

年明け早々、3泊4日の合宿。
以前はよくやっていたそうですが、私たち若手は
初めての経験です。
24時間演劇漬けの空間。
いったいどんな4日間になるんだろう・・・・。
気合が入ります。ドキドキです!

普段は時間が無くて、つい流してしまいがちな
基礎稽古を、ひとつひとつ丁寧にさらっていきます。
あらためて、自分の課題の多さにげんなりです。
おっと、逃げない、逃げないっ!

久々のエチュード稽古。
新メンバー投入後、初のエチュードです。
なんだか皆が新鮮に感じる! 皆、おもしろいぞー!
ようっし、負けてられるかっ!

合宿では時間がたっぷりあります。
朝から稽古時間が確保できているので、
アップも念入りに行えます。
そのせいか、いい感じに集中力が持続した状態で次の稽古に入れます。

どうしても長期間の稽古だと、集中力をいかに
継続させるかが問題になってくると思うのですが、
4日間と期間が決まっているせいか、
不思議と集中力がもったのです。
いつもは集中力の短い私がっ!
自分でもびっくりです!

でも、終電などの時間の制限がない分、
どこまでもどこまでも稽古ができてしまうので、
ついつい夜遅くまで話し合ったりしていまいます・・・。
ね、眠いです・・・・。
気持ちはスペースシャトルなみに
突っ走ってるんだけど、体力は手漕ぎボートなのが
悔しいです。

合宿。
24時間演劇漬けの空間。
たまにはやりたいけど、
毎日となると、集中力よりスタミナの問題に
突入しそうです。

私の人生28年目のスタートは、濃厚な4日間で幕を
開けました。
今年の目標は、この濃厚さを365日持続すること!!

皆様、今年も山の手事情社をよろしくお願いします。


谷口葉子

10/02/15

山の手事情社稽古場

渋谷から20分/若手合宿

合宿
 集団行動には慣れているはずだった…。
若手の合宿が川崎市の宮崎台で3泊4日行われた。
私が入団した頃、劇団は富山県の利賀村で
演劇フェスティバルなどに参加。
1ヶ月ちかく東京を離れ山に隠る。
集団生活を余儀なくされる。
逃れられない環境におかれる事は楽しいこと
ばかりではない。
が、個人的には集団生活は嫌いじゃない。
当時は特別東京が恋しいとは思わなかった
記憶がある。

 当日
合宿中に研究発表のある私は大量の本を持ち、
縄で縛ったマット運動に使うマットを抱え、
トランクを引き、
ふらふらと人にぶつかりながら都内を移動。
何故都内でっ・・・という思いから、
合宿所についた早々帰りたくなった笑。
都内(川崎だが)だからゆえに、そう思ったのだろうか?
今までは環境がガラッと変わった分まぎれていたのだろうか? 
先輩がいないが故のプレッシャーからだろうか?

合宿所
 不都合なく快適な場所。
公務員さんたちはなんと優雅に時間を
過ごしていることよ。
皆さん親切でした。
私たちは、朝の散歩に始まり、朝、昼、晩、と
みっちり稽古。
食事とお風呂の時間以外は稽古稽古稽古。
みっちり〜!
が、たまに一人になりたくなり、個室トイレへ。
自分たちの泊まっている2階フロアを避け1階へ。
「使用中」
考える事は皆同じか・・・。
あきらめて泊まってるフロアへ。
「使用中」
さらには三階。
「使用中」
え〜ん帰りたい。

終わり
 若手だけという環境、初めての合宿。
メニューの詰まった3泊4日。
役者としてやることの多さ、未熟さ。
責任能力。集中力。
嫌でも集団生活から見えてくる自分。
沢山の失敗があり、沢山の収穫。
帰り道、縄で縛ったマットを抱え、
大荷物を持った集団が、疲れ果てた顔をして
都内(川崎)をうろうろ。 
主催者が一言
「一緒だと思われたくない・・・」
いやいやあなた様は代表ですから!
 
 皆様お疲れ様でした。
そして途中で見学に来て写真を撮ってくれた氏家さん
ありがとう。


植田麻里絵

10/02/12

山の手事情社稽古場

ひゃーあ!/若手合宿

夜の23時。
溝口の路地裏で両手を上げ背伸びをしていた。
ボロボロの身体にお酒もはいっているのに、何故か
気持ちは晴れやかで不思議な心地に包まれていた。

というのも5、6年ぶりに山の手の若手合宿が
復活したのです。
“3泊4日宮崎台の青年の家”
提案が出た時は
「バイトや家事などを気にせず真剣に芝居作りするのもありかな!」
と軽い気持ちだったのですが稽古メニューを見た途端
「もういいよ!」
と塞ぎこんでいました。

当日の朝、憂鬱で寝れず渋々支度し、シャワーを浴びて、地図を一瞬見て40分あれば着くと判断し机の上に
置き、自転車で宮崎台に向かいました。

後悔先に立たず…。

自転車を漕ぎ始めて10分で道に迷い、人に聞きまくってヘトヘトになりながら1時間半かけて駅に着きました。
流石に「なんとかなる」をモットーに生きている己を
呪いました。

しばらくするとマットと人ひとり入るぐらいのカバンを
持った同じく疲れきった顔のメンバーがぞろぞろと
集まり、とても異様な雰囲気の中、青年の家に
向かいました。
青年の家は坂を登った丘の上にあり、隣には『希望』『一生懸命』と筆で書かれた紙が窓から覗かせる
小学校がありました。コンビニも近くにはなく、地元に
似た景色が唯一沈んだ心をほっとさせてくれました。
施設内は50人ぐらいは宿泊できる広さで設備も充実
しているのに、何故か、平日だからか、貸し切り状態。
息つく間もなく稽古開始。
柔軟、筋トレ、マット運動、発声、滑舌、エチュード、
セリフ、集団発表…が朝7時から夜中の2時まで3日間
続きました。
「あぁーー、思い出したくもない!」

今は合宿トラウマにかかり、だらだらとベットの上で
リハビリ中ですが、稽古と後は食べて寝るだけの
シンプルな生活が非常に貴重で新鮮で悪くないなと
思いました。
でもしばらくはいいや。


下野雅史

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