10/02/05

山の手事情社稽古場

コドモな私とオトナな研修生/若手合宿

こんにちは。
安部みはるです。

ついこの間新年を迎えたと思ったらもう2月です。
昨年は4回引いたおみくじでオール大吉という快挙を
達成しましたが、今年は小吉でスタートです。
昨年の幸運に甘えずにしっかり気を引き締めろ、
とのこと。

しっかり気を引き締めていざ合宿に出陣!
だったはずが…。
3日目の午前中の稽古で見事に撃沈。
発声稽古でぼろがでてきつーいマシンガンだめだしを
食らってしまいました。
身に覚えがあるから刺さるんですよね。

幽霊のように落ち込んで食堂でお昼を食べていると、
真美さんが向かいに座り、
「みはるの、と、得意料理は?」
なんて話しかけてくれました。
うれしいやら、気まずいやら・・・
気を使ってくださってありがとうございます。
もしや、同じような経験が?
同じ釜の飯を食べる機会だからこそ、食事と一緒に
人の気持ちもいただきました。

合宿から帰り、休むまもなく岩淵さん、真美さん演出の
研修生修了公演『春琴しよう』の衣裳作業に突入です。
先日研修生の石原、あいか、桃香と一緒に作業を
していたら、シーンの打ち合わせをしている様子。
会話が過激すぎて鼻血ブーです。
『春琴しよう』はかなりオトナな内容なのか?!
楽しみですな。

合宿の時の恩返しもかねて、
カッコいい衣裳を作らねば!!
研修生の皆さん、楽しみにしてます。


安部みはる

10/02/02

山の手事情社稽古場

枕/若手合宿

暖房設備があり、ご飯はおいしく、値段も安い。
文句なしのこの合宿でただ一つの文句、それは

枕が高い。

皆さん、そんなコトと思われるかもしれますよね。
私だってそう思いました。

時計は午前4時半。明日は7時起き。眠い、眠すぎる。
寝なきゃ。。。。
おやすみなさい。

。。。。。

。。。。。。。。。


ゴロン(寝返り)

。。。。。。。

ぬおぉぉおおお!!!


イタイ!!

痛いっ!!!



腰イタイ!!!


こんなに眠いのに、
腰痛で眠れないっておかしくない??と思いつつ、
原因を捜す。
捜すといっても、原因は明らかに稽古でやった
マット運動なのですが。
なぜ演技の稽古でマット運動??と思った方、
是非スタニスラフスキーの『俳優修業』お読み下さい。
スタニスラフスキーもいっております、瞬時の判断力や思い切りの良さなどにマット運動は役に立つと。

話は布団に戻りますが、どうにもこうにも腰が痛い。
寝返りをうった拍子に枕が外れる。

スーっっっ

痛みが消えた!!

そうなのです、ムリに高い枕が私の痛い腰に
更に負荷をかけていたのです。

あー、なるほど、体ってやっぱり繋がっているんだ。
と、寝ながらにして体の勉強が出来るなんて!!

ああ、素晴らしき合宿。

筋肉痛は、寝不足の場合起きてる最中にその症状が
じわじわ現れる。
体の不思議発見!!

ああ、素晴らしき合宿。


小栗永里子

10/02/01

山の手事情社稽古場

時間の重み/若手合宿

先日、山の手事情社若手メンバーで合宿を
おこなってきました。
そのときの様子をお伝えします。

***

初めてじゃないだろうか、お酒もトランプもない合宿は。
朝7時の散歩に始まり、間の3回の食事休憩以外、
稽古、稽古。
夜9時に稽古が終わり、45分間の入浴タイム。

ココ! 俺のこだわりポイント!! 大事。
もっとゆっくり入りたい。 正直。
いやね、45分あったら充分と思うでしょう。
でもね! 45分ずっとお風呂に居られるわけでは
ないのですよ。
まず稽古してた部屋を後にし、自分達の部屋に戻り、
入浴準備をして浴室に向かう。ここまでで5分から10分かかるわけですよ。
そして出た後、ゆっくり髪を乾かし、ふぅーなんて
言ってる時間はない。
でも何か飲みたい。 自販機コーナーに行きたい。
あと15分、あと15分入浴時間が長ければ。 
体の潤いを求めて自販機に急ぎ、迷う暇がないから
2年半ぶりぐらいにMATCHなんて選ぶ事なかったのに。
せめて、せめてコーヒーにしようか三ツ矢サイダーに
しようかで悩みたかったよぉ…

そんなこんなで21時45分、ミーティング開始。 終了後、最終日のチーム発表に向けて、メンバーと打ち合わせ。 2時近くまでやる事も。
その何時間後かには飛び込み前転をしている
自分がいる…
もはや健全なのか不健全なのかもわからず、それでも次々とマットに頭から飛び込んで行く劇団員達。

でもこんなに稽古・打ち合わせばかりなのに、思う事は「もう勘弁してくれ」ではなく、
「時間が足りない!」でした。
そう、一つメニューをこなすと、そこから自分に
足りない事、必要な作業がいっぱい出て来て、
もっと稽古が必要だ! と感じてしまうのです。
山の手での初めての合宿で、役者にとって
やらなければいけない事は膨大にあるのだと、
改めて気づかされました。


文 秉泰

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