07/05/17

山の手事情社稽古場

「みんなでお勉強」

若手女優たちによる研究発表が行われました。
芝居作りに具体的に入る前に、芝居の内容や書かれた時代のことを理解するためにいつもやってるリサーチです。

メンバーは・・
場の空気に関係なく独特のゆっくりペースの時間軸
で説明していく、かつら。
本人は真面目にやってるのに、本筋とは別のところで
10秒に一回必ず笑わせてくれる天才、麻里絵。
しっかりしてそうだけど、熱が入ってくると結構ボケてくる穂高。
まだ一応新婚なのになんか暗い(緊張してるらしい)真美。
どうやら言いたいことは沢山あるらしい、けど言えない。苦しんでいるらしい。それってもしかして聞いているこちら側にも責任があるのかなあと思ってしまう、智子。
オタク的な情熱で頑張ると怖い櫻井。
このメンバーの中で、まあ唯一まともかなあ・・・亜紀。
普段は姿を現さないのに、西太后のように君臨してる誰も逆らえない山の手のブレイン、桃子も参加。

一方研究テーマは・・
「日本人の精神的基盤をなす神道、原始山岳信仰」
「日本人の死生観と仏教思想の移り変わり」
「仏教、修験道、神道の融合と熊野信仰」
「人形浄瑠璃の発生とその発展、歌舞伎への影響」
などなど。
うーん、難しいぞ・・・
いったいどうしろというのか・・・このメンバーで。

結果は、六時間にわたる長いプレゼンでしたが、小芝居あり、エチュードありの温かい時間でした。
とにかくお疲れさまでした。
発表の成果が芝居作りにうまく反映されるといいんですが・・ホントに。

山本芳郎

07/05/16

山の手事情社稽古場

「筋肉痛」

「筋肉」というか、首から肩にかけてが無性に痛い。
どうやら昨日久々に演じた「三代目西荻屋」の、
たまねぎを発見するシーンで首を振りすぎたらしい。
こんなことで腕があがらなくなるほどの筋肉痛とは…。とほほ…。

からだは自分のものとなんとなく思っているけれど、
時々こういうかたちで逆襲される。
「むりやり動かすんじゃないわよ!」
「あたしを何だとおもってんのよ!」
「あんたのシモベじゃないのよ!」

筋肉通への道のりは遠い。
頭で思い描いた通りには動いてくれないのです。
しかし、頭を使わないと逆にすごくイイことをしてくれたり。
もうほんとに、あれですよ。ツンデレですよ筋肉ちゃん。
私は翻弄され、もてあそばれているのです。
お付き合いしてくれるだけ有難いと感謝しつつ、
バンテリンをていねいにすりこむのでした…(痛)。

大久保美智子

07/05/08

山の手事情社稽古場

「固定観念」

倉品淳子であります。表題の件、アーティストにあるまじき考え方ですが、
大人になってから時間がたってまいりますとなかなか抜け出せないもんですねえ。
本日の稽古では、「オイディプス」の台詞を使っていろんな検証を行ったんですが
前に私のやった役を美智子嬢がやっていて、私には思いもつかなかった解釈が見られました。

そうか、なるほど、いや、ありえる、てか、そのほうがいいかも!
単純にうれしくなって、興奮であります。
演劇というのは本当に奥深く、興味深い。
はい、これで完璧なんてことはない。
こわいですねえ。間違ってやっちゃったらやめられませんよ。