07/07/19

YAMANOTE NIPPON

つながってる?

稽古後、自転車で名久井君と帰宅中の出来事

名久井 「最近舞台上にいる時皆と繋がるっていうか、相手の気持ちがわかるようになったんですよ。」

俺 「へ〜そうなんだ。」(夕飯の事を気にしつつ)

下北沢にて外国人が道を尋ねてきた。

外 「スイマセン、エキハドコデスカ〜?」

名久井 「ハウッ!」(心の臓が止まる)

俺 「OK、follow me.」

外 「ココハイイマチデスネ〜」

名久井 「…」(顔面蒼白)

俺 「Have you ever been to…」

外「イエス、スシオイシイネ〜」

名久井 「ハハ…」(頬の肉がつる)

俺 「This street is…」

外 「サンキュー、バーイ」

名久井 「川村さん、スゴイッスね!」

俺 「大した事言ってないよ。」

名久井 「舞台上なら何とかなったんですが。」

舞台上では繋がっている名久井君は下北沢では繋がれませんでした。


川村岳


07/07/16

YAMANOTE NIPPON

内出血するほどの…

なんとまぁ、見事な太夫だ!

不破という鰐が見込んだからには、そうはこの世にのさばらせぬ!

いい命にかえて申し上げるのも、しし師匠の名字をつつつ継ぎたい一心から!

そうとは知らず今までおそばにおりました!

お嘆きのかかることはお耳にいれてくださいますな!

安珍さまイのう〜イのう〜!

アレアレ鴛鳥が!

おお心気!

靴下脱いでもいい?

君あわれとおぼすべきなり!

何しにこの山に入って来たのだ!

バブレシャボワ〜!

ぎぃやや〜!

きちがひ痣の臭い胎子が!

外道の息を吹き込んでやったのだ!

ナナナナ何ほえるのじゃ女房ども!

南無三宝!

フウ、スリャ!

ポロンランランフンギャスィロン!
♪♪♪〜!
グワシャ〜ドンアイヤッ〜レロラロリ〜ドグワシャ〜!

本日も稽古場ではさまざまな言語が飛び交っていました。
+この言語を発する肉体はどんなじゃ〜!?
と俳優陣はもがき暴れまくっております。

酸欠になり顔の色が土気色になり唇が紫色になりながらも暴れている者。
髪を降り乱しながら床に体をうちつけている者。
私も負けずに暴れてみる。
ふと気付くと顔に血が登りすぎたのか顔の血管が切れ内出血をし私の顔には赤い
斑点ができていました。

ぎぃやや〜!!

YAMANOTE NIPPON お楽しみあれ☆

山口 笑美でした。

07/07/13

YAMANOTE NIPPON

湿度80%

浦です。摂州合法辻!!!!!!
毎日何とも面白い稽古をやっています。

稽古場は30名弱の劇団員に湿度80%を越える空間。

俳優全員で腹を出してみる。奇声とも思われるような声を出す人と、ひたすら踊る人。
この言葉だけを取れば何とも異様な空間である。

また舞台の真中には事務机が一つ。
その机には引き出しが四つ。
それぞれの引き出しの中には、お守りのようなステッカー、ロシアの民芸品、ギズモみたいなぬいぐるみ、虫かごとクワガタのおもちゃ。

いろいろなものが入っているのだが舞台にある少し古びた事務机。なんかちょ っと寂しい感じがしませんか?

ここに俳優の声をいろいろぶつけてみる。
(もちろん声のニュアンスはある程度決まっているのですが。)

するとどっこい!
わたしにはめちゃくちゃ怖い空間に見えてくる。

ホラー映 画のような怖さではなく、自分の無意識の奥底を突かれているような、自分が破壊されそうな怖さ。

鼓動 が高まり、自分の記憶を手繰ることでなんとかその破壊を抑えていいるような、そしてなんとなくの焦燥感。

「これはライブである演劇でしか味わえんなぁ〜」と思う。
やっている自分も 毎回鳥肌がたっている。

あとはこの感覚をどのように表現にしていくかだ!!!!  

ご期待あれ!

浦 弘毅