07/07/05

YAMANOTE NIPPON

摂州ミッションインポッシブル

前回の稽古に引き続き、演出家の妄想を具現化していく作業。
いつもとは違う稽古場の雰囲気。

今日はいったいどんなミッションが飛び出すのか!?
なんだってやってやるぜ、だって俺らは俳優だから。
気分は、ミッション遂行!
当局からの極秘ミッションを、高温多湿な稽古場で遂行していきます。

さっそく手始めに、子供は絶対に真似しちゃいけない危険な大人の遊び の指令が。
斉木さんがたくましくミッション遂行。軍隊経験でもあるのでしょうか。さすがです。

お次は、前回の稽古で下されたミッションを完遂すべく、俳優陣奮闘。
しかし当局の目はごまかせず、一発でターゲットをとらえろと厳しいダメ出しが。
プロに二度目はありません。

その後、本日あらたなミッションが。
一見平和的なムードが漂いつつも、その実足を一歩でも踏み外したらおしまい。
非常に神経を使う危険な任務です。
しかし山の手俳優陣から任務遂行のための作戦が続々と飛び出します。
完遂間近!

というわけで、「YAMANOTE NIPPON」極秘ミッション、日々稽古場で遂行中。

久保村牧子












07/07/03

YAMANOTE NIPPON

安田トリップ!

今回は不肖名久井が稽古場日誌をお送り致します。

雨が多くなってきました。湿度も高くなってきました。山の手事情社稽古場の不快指数は更に高まっています。稽古内容では快感指数が上がります様にっ!

そんな中、本日は次回3本立て公演の新作「摂州合邦辻」の具体的な稽古の日であります。正直ドキドキです。

「読み合わせはどんな役になるのか!?それともイメージシーン作りか?いやいやフリーエチュードやりまくりか?…ドキドキ」

そんな事を思っている中、開口一番、演出安田が「今回は全く新しい方法で芝居を作っていきたいと思う」といきなり言い出した。

「何?…なにっ?」と思う中、安田は「ボツ衣装持って来て」と一言。

我が倉庫にある沢山の過去公演のボツ衣装が運び出される!

「マイクスタンド欲しいなぁ。代わり何かない?」とマイクスタンドの代用として、棒が2本稽古場に登場!

「何?…何ぃ?でもいつもの稽古進行とは確実に違う!それだけは分かる!…ドキドキ!!」

すると安田が演出助手に、これから行うシーンの怪しげな仮タイトルをボソリと言う。そして怪しげな音楽が稽古場に流れる!

「違う!違うぞ!いつもと違う!…ワクワク!!」

安田が思い描くシーン内容が説明され数人の役者が舞台に呼び出される!

その内容はっ…!!!

今回一番ぶっとんでいるのは、演出家安田かも知れないっ!!…まぁ、いつもぶっとんいますが…。

しかし不肖名久井はワクワクが止まりませんっ!…快感指数上がりそうです!

本番では皆様の快感指数を上げれる様に不肖名久井も頑張ります!

それではまた!


07/07/01

YAMANOTE NIPPON

妄想集団山の手?

今日は「摂州合邦辻」の台本を読みました。
つくづく妙な話だなあと・・・。

何故そこでそうなる?
えー、そこでその選択は・・・・。
と、現代に生きる私にとっては「?」の多い摩訶不思議台本である。
謎が多ければ妄想は膨らむ。

チョ〜チョ〜ちょ〜簡単にいうと、
「継母が息子に恋(?)してしまう話」
おぉ、このモチーフだけで食いついて来た人いますね。
・・・そこのあなた。
例えばこのモチーフから妄想すると、
「ある日突然、チョー美人が、
しかも自分と年は同じぐらい。
そんな女が新しいママになり、
そのミラクルス〜パ〜ナイスバディ女が、
いきなり自分をくどきはじめたら・・・。」
・・・どうする?
想像するだけでエロいでしょ?
そんな妄想を再現できちゃうんです。
演劇って・・・凄いな。
ホントは自分の中に閉じ込めておく危険な妄想を、やれちゃう空間をつくりだせるのだから。
そんなこんなで、読み合せの後は、台本からのイメージを妄想。
さらにエチュードへと発展させました。
なんだか皆さん、はつらつとしています。 
 
日ごろいろんなものを溜め込んでいる方、 
どうぞ一緒に妄想の世界へ。
毎度のことですが、我が劇団の芝居は、原作を知っていれば「倍」楽しめるようになっています。
10月の公演前にさらっと読んでおくのもいいのではないかと。
そしていろんな妄想をしてみてください。
なんでもいいんです。
主人公の3サイズでも・・・。

植田麻里絵