07/10/26

YAMANOTE NIPPON

赤坂レッドシアターへ急げっ!

ついに、今年の山の手公演の初日があけました。
三演目も今年で四年目。

先日三公演分の舞台美術や衣装を全て劇場に積み込みました。
楽屋にまるで蟻の巣のように、全てを収納します。

兎に角人数が多いため、楽屋の椅子は取り払われ、
立ち呑みならぬ立ちメイク !
お昼時には、裏口の階段やら屋根裏やらで休憩します。
そんな中、役者もスタッフもさくさく仕事をこなし、
万全の準備を整えいざ開幕 !

まずトップバッターは「傾城反魂香」。
傾城とは太夫のこと。
吃又で有名ですが実はそれだけではなく、
どちらかと言えばメインは芸術に取り付かれた男とその
男にはまった女の色恋物語であります。

初演は八年前…
山本さんは、先日髪を切ったお陰で身体にビジュアルが追いつき、完全に若返っていますっ。

ああ淳子さん、そんなに悲しい表情で客席を見ないでください!! 胸が張り裂けそうです…

腰元たちはやたら萌え〜な姿でございますが、さらに萌え萌なのが姫の牧子さん !

一人づつご紹介したいのですが…後は劇場で !

YAMANOTE NIPPONは始まったばかりです、
どうぞ三演目、お楽しみ下さいませ。

三井穂高

07/10/23

YAMANOTE NIPPON

ぐりんぎゃる

毎日髪の毛をくりんくりんにセットせねばならず、
普段すっぴんの私には、世の女のコたちはこういうことを手間暇かけてやるんだなー、とあ らためて感心。

柄にもなくギャルの使うヘアスプレーを買い、
美容院に行っては「えび ちゃんみたいな…」といってみて怪訝な顔をされている久保村です。

さて、今週木曜からはいよいよ「YAMANOTE NIPPON」開幕です!!

一年に一度とはいえ、4年目に突入した3本立て!
稽古場では、ほんとにめんたまも頭の中もぐりんぐりんです。

帰りの山手線では、えびちゃんの広告が目について、彼女の目力をじっ くり観察してしまう久保村です。

そしてハードなスケジュール、毎日頭にハードスプレーをかけて、心も体もハードな久保村です。

でもこのハードさも、劇団員や研修生の総力戦があってこそ乗り切れる気がします。

本日は、劇場に入る前、最後の「摂州合邦辻」の通しです。
しかし新作。あがきます。
小道具も揃い、衣裳も出来上がり、音響も入り、舞台の雰囲気はだいぶ 固まりつつありますが、あがきます。

主役・玉手御前の心持ちといったら、やはり現代に生きる女性にはそう 簡単には理解できない壮絶さがあります。
義理と人情と母性と忠誠心と愛と…、
原作からはそう読み取れますが、それを具体化することの難しさ。
終幕、実の父親に腹を切られながら真実を語る。
腹を切る。かつて武士と呼ばれた男どもの最後の美学。

玉手御前はおのれの誠実を命をかけて信じ、女であるゆえ、父親に腹を切られることを望んでいたかのような変態女です。

女はいつの時代も面倒くさい生き物、だなと最近思います。
傾城とはよくいったもので、女はいつでも自分でけじめをつけられず、 周りをたいそうに巻き込んで、それでもなんとかして決着をつけたがる気がします。

みなさん、ぜひ劇場で「女の怖さと美しさ」をご覧ください。
お待ちしております。

久保村牧子




07/10/23

YAMANOTE NIPPON

『YAMANOTE NIPPON』の舞台裏

稽古場に着くと、研修生ミハルがストレッチをしながら、縫製作業中。
そんな器用な事をしながらも元気に「おはようございます!」と挨拶でお出迎え。
…ありがとう!朝から元気をもらった。

稽古場舞台面ではバミリ隊の研修生ハルカが舞台図面を見ながら歩腹前進で床面にビニテを張り続ける…。そんな涙を誘う体勢でも元気に「おはようございます
!」
…今の君の姿を実家の親御さんに見せて上げたい…。輝いてるぞ!がんばれ!

クーラ前では、舞台セットのベットとクーラの隙間わずか30cm位のスペースで研修生エリコが必死に稽古!
…そんな所で…。
そういえば君は劇団稽古場では暗い倉庫部屋で必死に稽古してたね。…がんばれ!

小道具班の研修生は「通し稽古」の前も終わりも稽古場を所狭しと奔走!

桜降らせ隊の研修生は桜を降らせては掃除、
また降らせては掃除と大奮闘!

…そんな中、ふと研修生マナミのTシャツを見ると、その胸には

『ベストフレンド』

と大きな字が書かれているっ!
…泣かせるぜ、今年の研修生っ!

本番は、研修生の力がなければ最早成り立ちません。良い舞台を作らねばっ!

そんな舞台裏でも表でも様々なドラマがある『YAMANOTE NIPPON』!皆様も是非ご
来場下さい!

名久井 守



Top «« 1 2 3 4 5 6 7 .. »» Last