10/05/03
ギロン、ギロン、ギロン
本日の稽古は主に読み合わせでした。
オイディプスと羊飼いのシーン。
ここは殺人の嫌疑をかけられたオイディプスが、羊飼いの証言によって殺人を立証されると同時に、出生の真実も明かされるところ。
「オイディプス王」の中で僕が一番好きなシーンです。
読み合わせ中、このシーンのある解釈について、議論になりました。山の手ではよくあること。
僕には全く思い付かなかった考え方が出てきて、議論の結果、その解釈で芝居を作ることになりました。
この劇団は本当によく考える。深いところまで。
そこに妥協は全くない。それが当たり前と言えば当たり前なのだが。
そして迫真の読み合わせは続く。羊飼い役の麻里絵さんは涙と共にコンタクトレンズも落とす。スゴい…。
そんな緊張感のある稽古の終盤。僕のおなかが騒ぎ出す!
グー、グー、グー、グー、グー、グー、グー、グー、グー
「ぐーぴた」を心から欲したのは初めてでした。
日本での公演は9月、まずはルーマニア、ハンガリーツアーです。乞うご期待!!
谷洋介