10/05/29
シビウ2日目。
小笠原です。
今日は、1日中稽古。最後の仕上げにかかります。
嫌でも緊張が増してきました。
役者は、稽古場に1日中こもりきり。
その稽古場。全部水色。壁も床もカーテンも。
部屋のコーディネートに笑っている場合ではなく、ひたすら稽古。
一方、スタッフは、必要に応じて各々の動きを展開。
舞台監督は、劇場のたたき場へ行き、ビール片手に、我々のセットが作られる過程を眺めています。
なにしろ、我々のセットなのに、こちらに作らせてくれないんですから。
そのため、ビールという、おきらくな態度と見せるための小道具を片手に、
ゆる〜い態度で眺めては、
スキを狙って手を出せるチャンスを待っていました。
一方、今回スタッフとして同行している劇団員の永里子は、美術で使うフェイクファーの敷物作り。ひたすらミシンで縫い作業。
こちらも劇場の衣装部屋に押しかけ、得意の笑顔と甘い声ですべてをカバー。
その笑顔に食らいついた、衣装部屋のオッサンとオバチャンがフォローしてくれ、最後には日本語も少し覚えております。
夕方には、スタッフと安田さんを交えて、明日の本番に向けて細かい動きを相談。
昨年と同じ劇場である強みを生かし、細かい点まで話し合います。
さて。明日は本番。
メイン会場の「ラドゥ・スタンカ劇場」へ乗り込みます。