08/05/08

摂州合邦辻

「母」というもの

倉品です。
年齢のせいか見た目のせいか、
私「母親」の役が多いんですね。

そして、何か私自身母親をテーマにした芝居を作りたくて、先月末には福岡で60歳以上の女性11人とタッグを組んで三島由紀夫の「弱法師」を演出してきました。

何か、因縁めいたものを感じます。

福岡で芝居を作る前は(つまり前回の合邦の公演の時も)、母親という特殊な生き物がいて、それは女性がオギャーと子供を生んだとき、その生き物になっちゃうんだ、と思っていました。

冷静に考えたらそれは違うんだけど。
母親になるにはいろんな要因があるし、
母親だって人間だし女なんだけど。

でもなぜか、そう思っていました。

何か大事なことに気づいた気がしました。

そして、今回のこの合邦の母親は、まるで母親のエキスを抽出したみたいな人です。

私の中で何かが変わりそうな気がするのですが、
まだ、よくわかりません。
もしかしたら、言葉にできない感覚のことかもしれないし、誰にもわかってもらえなくても言葉にしなくてはならないことかもしれません。

演出の役割のひとつにいろんなことを言語化していくということがあります。
今回は俳優だから。
言語化の作業にそんなに追い詰められなくていいですからね。
大切に作っていきたいと思います。

倉品淳子

08/05/07

摂州合邦辻

自主稽古

今日は『摂州合邦辻』の自主稽古。

半年前の初演の段取りなどを思い出しつつ
打ち合わせをする。

今回は初演には出てなかった鴫島が参加する。
今日もあらかじめビデオで予習してたらしく
自分のやるべき細かいことまでかなり覚えてしまっている。
俺達が逆に忘れたところを尋ねたりしてるくらいだ。
さすが天才役者。

でもなぜか稽古場で実際に動き始める前に
何もしてないのにすでに汗をかいてしまっている。
実際に動いたあとは言うまでもなく
滝のようにビチョビチョだ。
ここでも天才性を発揮している。

天才のくせに無口で真面目だから、
独りで内側でいろんなイメージやエネルギーを
沸騰させてて汗かくんだろうな。

そんな鴫島に
今日は「犬」の動きを代表で伝えたんだけれど、
人に伝えることで改めて自分がどうやっているのかが
わかってくる。
よくないところもわかってくる。
うまく真似してもらえない
とどうやればうまく伝わるか考える。
だから稽古になる。
だからちょっと楽しい。

山本芳郎

08/05/07

摂州合邦辻

24日25日

「ほんにこの子が
 生まれたは
 寅の年寅の月
 寅の日寅の刻」


摂州合邦辻
今月やります。


犬になる為の身体の編集作業が始まります。

この公演
台詞が
極端に少ないです、

説明が少ないのです。


と感じる事も多いかと、

ですが、
ストーリーを追うのは必ずしも必要だとは思いません。


?状態になっても、

そこから
物語を自由に想像し
観て頂けたらと思います。



まだご覧になっていない方は是非。

鴫島隆文