08/09/08

YAMANOTE ROMEO and JULIET

『YAMANOTE ROMEO and JULIET』始動!!

秋といえば、
運動会、文化祭、学校行事が目白押しの季節です。
そこで、今秋の公演は体育館でおこないます!
なんて無理矢理過ぎですね。
こんにちは、制作の福冨です。

さて本日9月8日(月)。いよいよ
『YAMANOTE ROMEO and JULIET』
チケット発売日です。

今回は1公演で3本の『ロミオとジュリエット』が
観られる、今までとは違った3本立て公演です。
前回までは3度劇場へ足をお運びいただいておりま
したが、
『YAMANOTE ROMEO and JULIET』
は、1度で3本立てがご覧いただけます。
チケット1枚で3本立てがご覧頂けるのです。
といって終盤に1度だけとなると、きっと
「惜しいことした!」と思われること間違いなし。
ぜひ前半のご来場をおすすめいたします。

公演スケジュールも、どなたでもお越しいただける
よう、休演日なしの10日間、平日・休日の昼・夜
の回を設け、全15ステージです。

高校生以下割引、豊島区民割引、
ホリデーナイト割引など、各種割引をご用意いたし
ました。枚数限定もございますので、早めのご予約
をおすすめいたします。

公演、チケット等についてご質問がございましたら、
お気軽にオフィスまでお問い合わせください。
TEL 03-5760-7044(平日13時〜18時)
E-mail info@yamanote-j.org

明日からは出演俳優達がこちらの稽古場日誌で、
稽古場の様子をリアルタイムにお伝えいたします。
ぜひご覧下さい!!

皆様のご来場、心よりお待ちいたしております。

福冨はつみ

08/08/30

YAMANOTE ROMEO and JULIET

YOSOUGAI

恋愛って何?
恋愛自体が妄想だよね。
ひとたび恋愛に囚われたら、自分を見失うよね。
ドロドロのぐちゃぐちゃ、もがけばもがくほど絡まって、
挙句には落ちていく。
だから私は恋愛至上主義者にはならない。

そもそも恋愛って何?
恋愛自体が妄想だよね。
ひとたび恋愛に囚われたら、自分を見失うよね。
ドロドロのぐちゃぐちゃ、もがけばもがくほど絡まって、
挙句には落ちていく。
周りでそんな人達を沢山見てきた。
私は絶対真似しない。

そもそも、そもそも、恋愛って何?
恋愛自体が妄想だよね。
ひとたび恋愛に囚われたら、自分を見失うよね。
ドロドロのぐちゃぐちゃ、もがけばもがくほど絡まって、
挙句には落ちていく。
無駄なエネルギー。無駄な時間。無駄無駄無駄・・・・。

そんな私もいつしか恋愛に囚われ、
最近では家のバルコニー(べらんだ)で、
モンタギューって何?どうしてあなたはロミオなの?
に近い事をつぶやき、首を傾け、空見つめ、
時には涙を流し・・・。

何故だ!!!こんなはずじゃ。予・想・外です!
恋愛は突然現れ、何者かに動かされる。
予・想・外です!!

「子供じゃないのだからコントロールきかせなさい!」
「はい!ばあや。」と単純にいかない。

死に至るかはべつとして皆さんも、
恋愛にまどわされた経験はおありでしょう。

そしてロミオやジュリエット以上に複雑な興味深い経験をしていることでしょう。きっと。

山の手のロミオ、ジュリエットは切り口がさまざまです。時に現代美術館、時にスライドショー。
おなじみ四畳半。

己の中にひそんでいるロミオジュリエットを
味うまたとないチャンスです。
是非足をお運ください。

そして予・想・外な出来事を楽しんでください。

植田 麻里絵

08/08/21

YAMANOTE ROMEO and JULIET

普通じゃない

今公演はお休みを頂いている野々下です。
5月25日の『摂州合邦辻』本番以来、
久しぶりに稽古場見学に行ってきました。

若手メンバーとは会って話す機会がありましたので、
稽古の進行状況は聞いていましたが
「どんな新作なんだろ?」
と観る前は色々想像しましたし
「まったく理解できなかったらどうしよ」
とか
「まったく理解できてないのに感想を聞かれたらどうしよう」とか・・・
ちょっと心配になっていました。
もしかしてこれがお客さんの気持ちなのでしょうか?

でも実際観てしまえばなんてことはありません、
頭でそんなに考えなくたってそこは“体験型”演劇ですから、
出席して今そこで行われていることに立ち会うって感じで、色々な感覚を掻き回されちゃえば良いんだと思います。

以前稽古場で発表されたショートシーンに、
6畳程の真っ暗な部屋に20人ぐらいのお客さん役の劇団員を押し込めて行われたものがありました。
あまりの暑さに朦朧としながら役者の登場を待っていると、扇風機や掃除機、電動式のこぎりの音が突然鳴り響き、更にライトがついたり消えたりする中、びしょ濡れの役者が激怒しながら何かわけのわからないことを喚きつつ入ってきて・・・
さらにめちゃくちゃ怒っている役者がもう一人入ってきて・・・去っていく。
というものでした。

また、
広さが体育館ぐらいあるスタジオの天井からただただ床に粉、雑誌、新聞、洋服、紙袋、ゴミ袋、ヘアースプレー、塗料、などをどんどこ落としていく・・・。
ただそれだけ。
というものもありましたし、

薄暗い中お客さんは全員適度な距離を保って立っていて、そこにバタバタと床が鳴り響き、何かと思ったらまるで陸に打ち上げられた魚のようにピチピチと役者が床を跳ねてきて、餌に寄ってくる池の鯉のようにお客さんの足元に寄ってくるというような気持の悪いものもありましたし、

「準備ができました」と呼ばれて男子トイレのドアを開けてみると小便器の上や大便器の前でそれぞれ芝居をしている役者達。
ある女優は大便器の前に正座をして待っており、入ってきたお客さんにお茶とお菓子をふるまい、ある女優は小便器の中に置いたこけしを見るようにうながす、そしてある女優は(女優陣が嬉々として演じていましたねぇ)大便器の前でなぜかバナナのたたき売りよろしく通り過ぎようとするお客さんに威勢よく呼びかける・・・
というようなものまでありました・・・。

「なんじゃそれ!」

ご意見ごもっとも。

ただ真面目なんです。新しい演劇を作るってことに。
真剣なんです。お客様との新たな関係作りに。
額縁舞台の前でふかふかの椅子に腰かけて観る演劇ではすることの出来ない体験が出来るように、相変わらずメンバーは普通じゃない情熱を燃やしているようです。

なんだか山の手事情社内では「普通」って悪い意味で使われるんですよね。
演技にダメ出しが入り、説明を求めると「だってそれ普通じゃん」とか、演技途中に「ふつ〜〜〜(なぜか甲高い声で)」とか突っ込まれたり、演技をし終わった後に「これ普通かなあ」と心配そうに周りの役者に尋ねてみたり、そんな使われ方をしちゃう「普通」。

「今までの公演も十分普通じゃないよ」
というお客様の優しい言葉も耳に入らないくらい、普通じゃないことに普通じゃない情熱を燃やす劇団山の手事情社!

その集団が創る『YAMANOTE ROMEO and JULIET』!

本番はハンパなく普通じゃないだろうと僕も期待してます!!

野々下 孝

Top «« .. 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 .. »» Last