08/10/01
「目」をお貸し下さい。
10月です。ちょっと肌寒いですね。
昨日の三村氏の日誌をご覧頂くとわかりますが、
今、体育館で稽古をしております。
広いです。
全員が大の字に寝ても、ぶつかりません。
食べ物の匂いが充満しません。
いくつものシーンを同時に稽古する事ができます。
素敵です。素敵すぎます。
それでも、区切られた舞台ラインの中では
飛んでくる唾を浴びます。
足を踏まれます。
この落差。
楽しすぎです。
自分が出ていないシーンを、客観的に
見る事もできます。広いから。
男たちの闘いの熱〜いシーン。
その後のおんなたちの嘆き。
曲も入って、なんかいい感じです。
よおし負けるもんか!
と次の出番で気合いが入りすぎ、
お尻と足に痣ができてしまいました。
そんなことも、あんなことも
本番では全て隠して素敵なお芝居をお見せします。
あとは、皆さんの見る「目」をお借りできれば
芝居は完成します。
『YAMANOTE ROMEO and JULIET』
を、一緒に盛りあげて頂けると嬉しいです。
旧体育の日、10月10日が初日です。
お待ちしております。
水寄真弓
「劇団日本代表」
初めまして、研修生の渡辺六三志(むさし)です。
「ロミジュリ」はきっと世界一有名な戯曲でしょう。
演劇を始める前、中学生の僕でも、
「ハムレット」や「マクベス」は知らずとも、
「ロミジュリ」は知っていましたから。
「おお、ロミオ! どうしてあなたはロミオ?」
のセリフとともに。
この作品を昔の映画で見た印象では、
「幸せ」と「不幸」が互いに津波のように
押しよせては引き、引いては押しよせ、の応酬!
という感じでした。
「いいなあ〜、あんな風になりたい・・・」
かと思えば、
「げげーっ! 最悪だなぁ!」
の連続。繰り返される天ち地獄。
さて、「劇団日本代表」、山の手事情社。
研修生になりたてのころは、
「演劇をやるのに、どうしてこんな多くの大変な事
をしなければならないんだろう?」
と違和感バリバリでいぶかっていましたが、
劇団員の稽古や本番を見ている内に、
それらが全て必然性を持って、自分の身体に
刻み込まれていたんだなぁ、と認識し、
改めて「演劇人」になった気がしました。
恐ろしいほどの過剰なエネルギーが渦巻く
稽古場にいても、もうびくともしません!
そんなロミジュリと山の手事情社が出会って
しまったのですから、もう恋の稲妻です!
愛の嵐です!
「劇団日本代表」は言い過ぎでしょうか?
でも「スタンダードがないのが演劇」と
ある演劇人が言っていました。
お見逃しなく!
渡辺六三志