09/02/28

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課題、嘘と演技

演技と嘘って、何が違うのでしょうか。

昔サークルの同期と、嘘をつくことが優しさになりえるかどうかについて真剣に議論しました。合宿のさなか、夜中の2時頃。

当時の私は「その人がどんなに私のコトを思っていたとしても、嘘は嫌だ」の一点張り。
相手は「伝えなくても良いコトもある、無意味に傷付けるコトはない」と譲らず。揚句の果てには

「お前の野生は死んでいる。」

と言われ、両者決別。


数年後、私の野生が死んでいたコトを知る。なぜなら、サークルの同期全員が私の為に秘密にしていたコトを時効の名のもとに打ち明けられたからだ。私はその件に対し、なんの疑いも持っていなかった。

私のサークルはどんな秘密も一瞬でどこまでも広がるサークルだった。そんな中で数年間秘密を守り通した同期の仲間は、やっぱり優しかったのだと思う。そんな彼らを初めてすこしだけカッコイイ奴らだと思った。

私の所属していたサークルは「一部演劇研究会」

嘘も演技も、カッコよければ心動く人がいるのかも知れない。と思った、冬の夜です。


小栗永里子

09/02/27

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待ち遠しい季節

厳しい寒さがつづきますが皆様如何お過ごしでしょうか?

寒くなったお陰で肩こりから腰痛に衣替え。
寒いってだけで通常の2倍気を張っている様な気がします。

稽古場でもついついシーン作りに夢中になっていると、ブルッと身震いが。
「あっ、暖房消してたの忘れてた!」慌ててスイッチを捻ったり、制作室のドアを開けっぱなしでコピー機に向かおうものなら、「だ〜か〜ら〜閉めてって言ってるでしょうっ!」背後からの鋭い突っ込みにワタワタしたり、気温の寒さ以上に心の温度が上がったり下がったり。 そんな時は温かい飲み物でホット一息。

と、思いきやポットのお湯がなくなっている!!
「あれっ、お湯無くなっちゃた?」振り返れば、片手にカップ麺な人々。「おっ、お湯くんできます〜」

南国育ちには厳しい季節です。


浦浜亜由子

09/02/26

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上でも下でも

先日、携帯の機種変更でもしようかと思い立ち
電話屋さんに行きました。
電話屋さんはビルの1階。
その日は2階で内装工事かなんか実施中。


だだだだどどだだだだだだだだだどだどだ・・・


まー、うるさいうるさい。
色々聞いて考えようと思っていたのですが、
頭がおかしくなりそうだったので帰ってきました。

頭がおかしくなりそうなドリル音の中、
説明している店員さんと
説明聞いてるお客さんがおりました。
なんて我慢強い人たちなんだ、と感心しました。
忍耐の使いどころ、間違って・・・ おっと。


所変わって、ここは山の手事情社稽古場。
稽古場は1階と2階に一部屋ずつ。
今日はチーム毎に創作。
当然1階と2階に分かれます。

自分が2階でやるときは、まぁ、気にしてません。

が。

1階でやってるとですねぇ

だんっっ、だんっっ、どっ・・・・
だだだだだだ、ずどどどどど、
どずっっ、だずっ、ボコっ・・あーーーーっ!!

まー、うるさいうるさい(笑)
だいたいうるさいことする人は決まってます。
あの人が今日は2階にいるから、ねぇ。
色々考えて作ろうと思っていたのですが、
頭がおかしくなりそうだったので・・・・

などといいつつ、当然といっちゃなんですが、
うるさいのは2階だけにあらず。
そんな騒音の中、黙々と仕事をしている制作部。
なんて我慢強い人たちなんだ、と感謝してます。
いつもありがとうございます。しぇしぇ。

いつも一歩間違えれば騒音???
本番は地下なので、階下の心配無用ですが。
今日も賑やか三昧な稽古場より、
静寂を好む女、櫻井がお送り致しました。


櫻井千恵