09/03/05

drill

本番前の顔

先月22日に研修プログラム修了公演『デコ』が無事に千秋楽を迎えました。

2月の稽古場では、『デコ』メンバーと『drill』メンバーが行ったり来たり。
『デコ』本番直前、彼らの目の色が変わり、
まるで悪夢から覚めたばかりみたいな顔をして、
すれ違う時の体温もちょっと高い感じでした。
本番前のいわゆる「追いつまった、いっぱいいっぱいの状況」だったのでしょう。
そんな人の表情を見るのが、じつはわたしはけっこう好きです。
ぎりぎりで必死になっている顔を、ついウフフと眺めてしまいます。
もっとすごい顔にならないかなと期待してしまいます。

しかし、おそらく数日後には『drill』メンバーが似たような状況になっている!?
いやすでに…。

チケットは現在売れ行き好調です。
札止めの回が出るのも間近なので、お早めにご予約ください。

久保村牧子

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山の手事情社は研修プログラムを開始して14年目。
ただいま2009年度研修生を募集しております。
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09/03/03

drill

ヒトヲミルヒト

「演技指導に来て、たまたま出演することになっ
た医師の演技が忘れられない。俺は今まで何やっ
てたんだろうと思った。」

映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』の
特集記事にあった堺雅人さんのコトバ。

ふと、それは当然じゃないかと思った。
「医師」を集めて演技をさせたら、
殆どの人が上手いんじゃないか?
というか・・・
いい医師ほど演技が上手いんじゃないか?
イヤというほど日々人をみてるんだし。
それを医療として還元してるのが医師。
演技に転換出来る人も居て然りじゃないか。

役者も人をみる。

観察して観察して観察して観察して
何かその向こうに見えるものを
自分を使って表現する。お客さんに還元する。
医師と違って、薬や医療器具は使わない。
そこには人間がいるだけ。

それが観る人の日常を少し刺激できれば。
それで観る人の何かが少し素敵になれば。
それで観る人が何かにはっと気が付けば。
ほんのちょっこっとでも。

初日まであと2週間とかそんななのに、
まだこの抽象っぷり・・・
でも、ドリルってそんな公演、じゃないか?

櫻井千恵

09/03/02

drill

人間だもん

先日、ルパムの稽古中に、
「もっとかわいい顔をして。」というダメ出しあり。
結構凹んだ安部みはるです。
してるつもりなんだけどな…。

先週、今年度の研修プログラム修了公演『デコ』が
無事に終了、去年の修了公演の事を思い出しますなぁ。
メソメソして怒られたっけ。
悔しいけど、面白かったぞ!

どっこいこちらも負けてられません。
そっちが凸ならこっちは凹だい。ドリルで穴開けまくりだい。

ところで、今どんな稽古をしているか、というと、
2人〜4人のチームに分かれて、短いシーンを作っています。
これが…とても性格のばれる稽古なんですよ。
とてもシュールなアイディアを出す人とか、あまり発言しないのにおいしい所もって行くやつとか、すごく膨らませ上手な人とか、負けず嫌いな人とか。
良い所も悪い所も、みんな魅力的、人間くさい。

こんな凸凹な私たちは、お客さんの目にどう映るのでしょうか。
見ていただかないと完成しないですものね。

小劇場「楽園」にて、お待ちしています。


安部みはる

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