09/03/26

デコ

研修プログラムを終えて/渡辺六三志

「堂々と存在する」、そうなろうとした1年だったと思う。
何をするにも所在なさげで、他人との交流を拒む自身の体質を、どうにか変化させたいと思いながらもがいた日々だった。
居心地がいいと感じたことなど一度もない。
常に劣等感にさいなまれ、自分より上の実力を持つ他の研修生たちに嫉妬の念ばかり抱き、彼ら彼女らのまねばかりしてきた。
「周りの奴ら、みんなすごいんだぜ」、それだけがここにいる誇りだった。
修了公演を終え、ようやく「素直な自分の気持ち」のようなものをつかめた気がする。
だが自分探しが目的ではない。
あんないい作品を創るには、この1年間の稽古が必要不可欠だったということ、それが本番で実感できたことがこの1年の何よりの収穫なのだから。


渡辺六三志

−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2009年度研修プログラム 詳細はこちら

09/03/15

デコ

研修プログラムを終えて/根津弥生

「無茶は承知」

「『研修生を終えて』という文章を200〜300文字で作成するように」と言われ、また無茶な事を…と思う。

愛すべき恐るべき研修生担当2人

十人十色なデコボコ研修生10人

12人

共に過ごしたこの濃密な時は、200〜300枚、使ったとしても書き切れません。

それを踏まえて書くならば、演劇まみれで過ごしたこの一年は私にとって事件の連続であった。
そして、一年経って気が付けば、去年の春より更にずっと、演劇が好きになっている。
私の中で何かが確実になったのだとニヤリとなる。

泣いた笑った腹立った嬉しかった苦しんだ気持よかった、です。

一年間、ありがとうございました。


根津弥生

−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2009年度研修プログラム 詳細はこちら

09/03/12

デコ

研修プログラムを終えて/谷 洋介

稽古場のすぐ近くを多摩川が流れています。
僕が初キスをした場所が多摩川駅近くの土手。
いつも稽古のアップで多摩川の土手を走る度に想い出していました。

そんなランニングから稽古はスタートし、あっという間に一年が経ち、修了公演『デコ』を経て演劇の楽しさと厳しさを改めて学びました。
本当にありがとうございました!!!

一年間一緒にやってきた研修生たち、山の手事情社のみなさん、これからはライバルとして、そして演劇界を盛り上げていく仲間として今後もよろしくお願いします!


谷 洋介

−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2009年度研修プログラム 詳細はこちら

Top «« 1 2 3 4 5 6 7 .. »» Last