09/10/22

山の手・女祭り・男祭り

まつり

浦です。

先日、私の住む地元で秋祭りがあった。
道路を規制して神輿が担がれていた。
警察官に囲まれて誘導の中ゆっくりと進んでいた。
私は興奮を感じる前に、東京の祭りはこんなにも窮屈なものかと感じずにはいられなかった。
『山の手・女祭り・男祭り』 このように形式的な
祭りにはしたくないと正直思った。
ヒーローが集うその空間では誰にも止められない
情熱がどこまで出せるか、
『おとことお酒』 男が3人集まると何をするのか?
どんな会話をするのか?

稽古場ではそのことばかり考えています。


浦 弘毅

09/10/17

山の手・女祭り・男祭り

運命の出会い@い○や

本日は、小道具を買い揃えるため、
吉祥寺ユザ○ヤへ。
帰りに、焼き鳥を求めて「い○や」へ寄りました。

と、突如相席してきた2人…

「山形から来たの〜!マラソンしに〜♪」

???

「東京は人のつながりが薄いっていうけど、
そんなことないね!あなたイイ人だ!これ、
運命の出会いだね!」
決してイイ人ではないが、敢えて否定せず、
「HPに載せるから、これ(チラシ)持ってくれる?」
「まじ!絶対載せてね!!!」
芸能人じゃないよ、と言っておいたけど、これ見て
ガッカリしないといいなあ…。
私が阿部定をやると言ったら、アドバイスをくれました。
「要は、そういう恋愛をしてるかってことだべや〜」
「むりむり!あたしはムリだっちゃ〜」

いや、私もムリです。

「とにかく!山形さ来ることがあったら必ず連絡して!
うんまいソバ食わしてやっから〜」

ホントに行っちゃいますよ。ソバ、大好物なんで。

山形からのお越し、期待しないで待ってます♪


大久保美智子

09/10/16

山の手・女祭り・男祭り

人間万事塞翁が馬

研修生稽古でとあるミーティング中にある研修生から
出て来た中国の故事です。
意外と意味知らないんですよね。
ここの「人間」はにんげんの事ではなく、「じんかん」とも読んだりして世間という意味。
直訳すると
「世の中はみな城塞に住んでいるじいさんとこの
馬みたいなもんだ」ということ。
どんな馬だったか、気になる方は調べてみて下さい。
転じて、
「人間、良いこともあれば悪いこともあるというたとえ。
だから、あまり不幸にくよくよするな、とか幸せに浮かれるな」
ってこと。


…だよな〜


ってつくづく感じています。
『おとことお酒』稽古、おとこ三人でシーン作り。
本当にお互いが嫌な気分になりながらひねり出します。
でもそのおかげで、三人が納得できるものが出来て
浮かれるのもつかの間、演出の安田・水寄にシーンを提出すると一刀両断。くそみそのダメだし。
意気消沈の三人。でも、それがきっかけで、今まで
思いもしなかったシーンアイデアが浮かんだり。
プライベートの嫌な事、世間への憤り、そんなこんなも
作品の端々に繋がっていたり。
こんな繰り返しです。その結晶が『おとことお酒』という作品にぎゅっと詰まっています。

人生もそんなものです。

いい故事だと思いませんか?『人間万事塞翁が馬』。
ちなみに僕が訳すなら
「幸せとか不幸せとかが問題じゃなくて、そんなことを
繰り返し続けることが人間の魅力なのだ」
というところでしょうか?


岩淵吉能