10/03/29

春琴しよう

『春琴しよう』ご来場ありがとうございました。

たくさんのお客様にご来場いただき、無事に千秋楽を迎えることができました。
誠にありがとうございました。

2009年4月から始まった研修プログラムは、一見長く感じられるかもしれません。
しかし体験者にとっては、日々の稽古でのさまざまな発見や、担当講師の高い要求に応えられたときの喜び、できなかったときの悔しさ、同期と少しずつ築きあげる信頼関係、本番が近づくにつれてあらためて感じられる基礎稽古の大切さなど、多くのを得た、あっという間の一年だったと思います。

これからが俳優としての勝負です。
今後の彼らの活動にご期待ください。


研修プログラム担当 浦 弘毅

10/03/26

春琴しよう

間もなく始まります

『春琴しよう』いよいよ始まります。
最後の稽古場日誌、
本番に向けて8名の意気込みをお届けします。

*石原宏是
今回、様々なことが初めての舞台です。例えば客席。自分の表と裏がみえみえで。
そんなドキドキで恥ずかしいトキメキを
チラっとお見せします。

*坂野寛
初春の春風舎で春琴抄に向かって、
全てを出してぶつかっていきます。

*高橋真人
様々な時間と想いを経て今ここにいるのだと、
改めて感じています。
あとはその全てを舞台の上で昇華させるだけです。
どうか、ご覧になって下さい。

*中澤美穂
年明け、神社で柏手を打ちながら神様に願ったこと。
「より色っぽく、より魅力的に舞台に立てますように。」
本番まであとわずか。
サーティーオーバーの意地、見せます!

*中村倫子
数年ぶりに恋をしています…♪
さてこの恋は実るのか…。
後悔だけはしたくない!やりきります!!!

*土方あいか
もしアンケートに、
「一番印象に残った人は?」というのがあったら、
私の名前が半分あるくらい、
焼けつくような芝居をするっ!!

*御影桃香
求めているのはエロティシズム! 手に入れたい!

*村田明香
思案し続けて、悶え苦しみながら過ごした日々で
産まれたエネルギーを本番で昇華させます。

10/03/24

春琴しよう

コンセプトは秀逸

先日、みんなで本番用のヘアメイクをして、
通し稽古をしました。
本番が近づき皆の血走った眼が錯綜する近頃の
稽古場に、久しぶりに笑顔が帰ってきました。
特に女'sたち。
キャッキャキャッキャしながら自前のメイク用品を
取り出し、この色が似合う、このリップが好きなどと、
まるで給湯室のOLのよう。(←表現が昭和)

キレイになるっていいことです。テンション上がります。不思議なくらい、自分に自信が持てるようになる。
着飾ることはムダじゃない、と思います。
年相応に肌のアラを隠しながらきちんとメイクする
中村と私、若々しさ満点の肌にチークを伸ばす桃香、
ギャルメイクばりに厚くアイラインを引く明香、
「メイクの順序がわからない!」と小学生のような
初々しさで周りに教えを乞うあいか。
女'sが嬉々として鏡の前に座って
パタパタとやっていたら、髪をセットした石原が
部屋に入ってきました。

その姿を目にして…

女's大爆笑!!

石原の髪がものすごいことになっていました!!
直毛の髪をハードジェルで固め、それを何束かに分けて
ねじって作った髪型。
インパクトは抜群なんだけど、残念なことに
面白おかしいヘアになってしまっていました。
彼には彼なりのコンセプトがあったようです。
曰く、「針で目を刺した佐助という風にしたかった」と。

う、うん。
そのコンセプトはいいと思うけど…
どう見てもドレッド失敗したひとみたい…
針じゃなくて、
犬のフ〇がたくさんぶら下がってるみたい…


女'sに散々笑われたあと辛辣なダメ出しをくらった
石原は、不満気な表情を浮かべながらハードジェルを
落としに行きました。

その後、岩淵さん、真美さんと劇団員の皆さんに
あぁでもない、こうでもない、と人形のように
いじられて、石原の髪型は決まりました。

どんなヘアスタイルになったかは、
当日、劇場でお楽しみください。

大丈夫だよ、石原!
ちゃんとイケメン風になってるよ!!
女'sはイチコロだよ(←単語が昭和)


中澤美穂

Top «« 1 2 3 4 5 6 .. »» Last