春琴抄・・・
目の見えない美しい春琴が、顔に大やけどをし
手引きの佐助が、女性の顔を見ないようにするために
自分の目を潰す。

そんなシーンがあるのですが、
これは果たして愛なのか！！！！
とよく議論されます（笑）

研修生の中で一番若い２１歳ピチピチガールももかは、
不幸になったら同じ不幸を背負ってくれる人って
素敵！！　愛だわ！！
と思ってしまいます。春琴さんも「見ないで！」と
強く言いますしね。
それを守ったのですよ！　愛だぁ〜〜〜〜〜。

しかし、研修生の中で一番乙女な３１歳あいかは、
男として他にとるべき行動は無かったのか！！！
と叫んでおります。
醜い顔でも愛してあげて欲しかったのでしょうね。

確かに、目を潰したのは女性のためではなく
自分自身のためだったのではないか、とも
考えてしまいます。
そもそも、「誰のために・・・」なんて考えさえも
無かったのかもしれませんね。

男と女・・・・。

いつの時代も変わらず複雑なんですね・・・・。
まだまだ読み解かなくてはいけませんな・・・。

愛ーーーーーーーーーーーーほしいですね・・・。


御影桃香

「追加公演ができますように」
「やり切ります！」
「自分が面白くありますように」

今日は『春琴しよう』の公演成功を祈願し、
近くの神社へお祈りに行ってきました。
本番まであと２ヶ月強。
徐々に期待とプレッシャーが高まっていく中、
神様も味方につけたいところです。

一人一人手を合わせる研修生の姿を見て思ったこと。
それは、今年の研修生は本当に異種・異様な人達の
集まりであるということです。

・姉さん女房に何から何までオンブに抱っこな奴。
・ＴＯＥＩＣは満点だけど、恋愛は全くの赤点君
・某テレビ局のエロディレクター
・主婦という特権を使いまくっている元遊び人
・実際の歳と大きくかけ離れた精神年齢の持ち主
・３次元の世界より２次元の世界が得意なバーチャル娘
・誰も聞いていないのに一人でしゃべり続けるタップリ嬢
・壊れかけの変態セールスマン

良く言えば本当に個性的。
逆に言うと、統一感は全くありません。

こんな不揃い研修生メンバーと、週３回以上会い、
密度濃く稽古をしてきました。
もはや、日常生活の一部です。しかし、あと２ヶ月強で
この研修生プログラムが終わってしまうかと思うと、
とても切ない気分になります。

そんな、個性的な面々の切ない気持ちを刹那に乗せた
研修プログラム修了公演『春琴しよう』
ご期待下さい。


坂野　寛

寒さが返り咲いた
きょうこのごろ

稽古場にいく途中
幼稚園のまえを通ると
園児たちがこぞって
パンツ一丁
裸一貫で
鉄棒をしていました。

その隣りの小学校では
児童たちが
半袖短パンで
ドッジボールをしていました。

稽古場では
坂野が
ネズミ色のトレーナーに
紺のスウェットなズボンを
寝間着のように着こなしていました。

坂野の恋愛話は
まるで一昔前の
中学生みたいで
いつもみんなに
可愛がられています。

そんな坂野は
裸どころか
半袖短パンにもなりません。

中学生ともなると
ネズミ色のトレーナーに
紺のスウェットなズボンを
寝間着のように着こなすのです。

自分はきょうは
その坂野と
あと中村と
三人でショートストーリーの
話し合いをしました。

どんなストーリーをつくるか
三人でいろいろ題材をとりあげていったのですが

ホステス
デリバリーヘルス
美人局（つつもたせ）
妾（めかけ）

といったことに
坂野が
反応します。

そして
語ります。

自分は
坂野も大人になったなァ
と思いました。


石原宏是