09/12/13
楽しむということ
研修生の高橋です。
今日はショートストーリーズと呼ばれる稽古を
やりました。
グループに別れて5分程度の寸劇をゼロから作り演じるこの稽古は、今では研修生一同にとってすっかり
お馴染みのものとなりました。
ですが、面白いと思えるものを作り出すことの
難しさには毎度打ちのめされるばかりです。
発表後、研修生担当劇団員の真美さんから頂いた
ダメ出しにとても印象的な言葉があったので
書き留めておきます。
「役者なら、舞台で演じているその瞬間にこそ一番の
楽しさを覚えられるようになりなさい」
当たり前だ、と感じる方もおられるかと思います。
ですが、今の自分にはとても必要な言葉でした。
稽古とはいえ、発表をするからにはそれはもう一つの
舞台です。その舞台に、自分が演じているものを
信じられないまま立っても、形だけ取り繕うための
作業にしかなりません。
そこには楽しさなんてありません。
ならば楽しむためには一日一日、何をしていくのか。
修了公演までもう4ヶ月無いのですから、悩み
立ち止まっている暇はありません。
本番で、この一年間で最大の楽しさを勝ち取るために
足掻き続けます。
高橋真人