09/12/13

春琴しよう

楽しむということ

研修生の高橋です。
今日はショートストーリーズと呼ばれる稽古を
やりました。
グループに別れて5分程度の寸劇をゼロから作り演じるこの稽古は、今では研修生一同にとってすっかり
お馴染みのものとなりました。
ですが、面白いと思えるものを作り出すことの
難しさには毎度打ちのめされるばかりです。

発表後、研修生担当劇団員の真美さんから頂いた
ダメ出しにとても印象的な言葉があったので
書き留めておきます。
「役者なら、舞台で演じているその瞬間にこそ一番の
楽しさを覚えられるようになりなさい」

当たり前だ、と感じる方もおられるかと思います。
ですが、今の自分にはとても必要な言葉でした。

稽古とはいえ、発表をするからにはそれはもう一つの
舞台です。その舞台に、自分が演じているものを
信じられないまま立っても、形だけ取り繕うための
作業にしかなりません。
そこには楽しさなんてありません。

ならば楽しむためには一日一日、何をしていくのか。
修了公演までもう4ヶ月無いのですから、悩み
立ち止まっている暇はありません。
本番で、この一年間で最大の楽しさを勝ち取るために
足掻き続けます。


高橋真人

09/12/11

春琴しよう

雨にも負けず、風邪にも負けず

外は大雨、相変わらずマスク装着率40%の研修生
ですが、それでも通常通り稽古は行われます。

普段とはまた違った異様な熱気で満たされた中、
今日は小道具を使ったショート・シーンを作成しました。

『春琴しよう』からイメージされる小道具を各自で準備。
1チーム3〜4名に分かれ、持ち寄った小道具を
並べてみます。
どの道具が一番使えるのか、何をどう有効的に使えば良いのか話し合い、ようやく5分程度のエチュードが
できるまでかかった時間3時間強。

それでも時間が足りない。
初めての経験ということもあり、思った以上に時間がかかります。
そんな経緯を踏まえ、エチューダーの岩淵さんと、
真美さんの前で発表。

その出来栄えは...

難しかったです。本当に痛かったです。
演じていて具体的なイメージが無いものは、
観ている方からだと本当に漠然と見えてしまう。
それを改めて痛感した一日となりました。

『春琴しよう』にのせられるショート・シーンをつくって
やる!
人だけでなく、色々なモノに対しても観察してみようと
思い立ったのでした。


坂野 寛

09/12/09

春琴しよう

いよいよはじまりました!

とか

第一回目

とか

一発目

とか

そういうフレーズは抜きにして


本日の稽古です。


きょうは
劇団員の谷口さんが
いっしょに参加していただいて
いつもと違う雰囲気で
楽しかったです。


きょうは
白いマスクをしている人が3人
飛び火という病人が1人
坐骨神経痛が1人
坂野の肌年齢がちかごろ気になる俺が1人
でした。
この勢いで
すごいお芝居をつくっていきたいと
おもいます。


きょうは
アップをして
声出しをして
制作ミーティングをして
3人漫才をしました。
俺はあいかわらず面白くないので
いい加減楽しい人にならないといけないと
焦るばかりです。

そのうえ

坐骨神経痛は俺です。


今年度の修了公演は


『春琴しよう』


いままでとちがって
原作が背景にあるお芝居になります。
さまざまなネタが渦を巻いて
竜巻のように
観る人をまきこんでいければ
とおもっています。


そよ風から竜巻まで


このふだんの稽古から
つねになにものかを孕んだ
風が
春一番
とどけば
よいな



というわけで
いよいよはじまりました
『春琴しよう』稽古場日誌一発目。
第一回目の筆を措かせていただきます。



石原 宏是

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