10/09/04

凱旋2本立て公演

次のササギモに答えよ

浅草駅から、今回の会場であるアサヒ・アートスクエアまでに向かう途中、吾妻橋という橋があります。
吾妻橋。
語感からすると読みやすいのは「あずまばし」

最近まで私もこちらかと思っていたのですが、橋に書いてあるプレートによると「あずまはし」。
しかし、近くにある看板のローマ字によると、「AZUMABASHI‐BRIDGE」
本当です。見てみてください。

どっちなんだ。
はっきりしてほしい。
しかも、「AZUMABASHI‐BRIDGE」って訳すと吾妻橋・橋だよね。
Mt.富士
Mt.富士山
富士山・山
エッフェル塔・塔
とうとう…!エッフェルったら行ってしまったのね。

そうやって新旧合わせてどうでもよい事に思考を巡らせているうちにアサヒ・アートスクエアに着きます。

日々、沢山の疑問が頭に浮かびます。
些細な事が一々疑問(ササギモ)なのです。
そんなササギモの答えをいくつ見逃して生きてきたのか。
というより追求しないまま生きているのか。

先日御来場いただいたお客様から問われた事。
「なんで山の手事情社の公演てよく食べ物がでてくるの?なんで?なんでっ?」

な、なんで?
わわわわわかりません。

ちなみに「オイディプス王」の劇中でグレープフルーツがある理由によって酷い事になるのですが、終演後スタッフ一同で美味しくいただいておりますので、御安心を。

で、食べ物を使う理由は…?
うー問い続け追求しつづけなければ。

村田明香

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10/09/04

凱旋2本立て公演

本番突入!

「オイディプス王」無事本番を迎えられました。ありがとうございます!

僕ら役者は劇場に入ってしまうと芝居を客観的に観られません。舞台裏にスタンバイしてるから。

すばらしい照明と音響が加わり、さらに磨きのかかった「オイディプス王」を観られないのです。役者にとってこれほど残念なことはありません。

お客様だけが、この貴重な空間を全て観られるのです。

うらやましいっ!

ご来場お待ちしてます!


谷洋介

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10/09/01

凱旋2本立て公演

幕があけます

明日、というか日付変わって今日の20時に、
『オイディプス王』の幕があける。

稽古場日誌というか、本番期間の日誌ということで、
正直、何を書いていいか、迷う。
これから、実際に観劇いただくであろうお客様には、
ネタばれしないように、観劇しようか迷っているお客様には、
できれば足を運んでもらえるようなビビットなネタに。
ムズカシイ。

迷ったあげく、『オイディプス王』の遍歴について述べようと思う。

今回の『オイディプス王』は、
『オイディプス@Tokyo』というタイトルで、2002年に東京で初演。
その後、再び東京、静岡、ポーランド、鳥取、香川。
そして、ルーマニアとハンガリー。
再び、今、東京へと戻ってきた。

その昔、山の手事情社は、「レパートリー作品」を
作ったほうがいいのではないか、と内部からも外部からも声が上がっていた。
当時分かってはいたけど、何が我々の「レパートリー」になるのか、分からなかった。
だって、いつも実験に実験を重ねて作品を作っていたんだモン。

今回のもう1つの作品タイタスも、
まさか、こんなにいろんなところで上演できるとは、
当時いたメンバーは、誰も思っていなかったんじゃないかな。
結果的に、両作品とも劇団を代表する「レパートリー作品」になった。

オイディプスもタイタスも、同じ作品を、作り変えながら、
何度も上演できるってことは、
作り手をしては、こみあげるくらいの思いとコダワリが噴出しそうになる。
分かりやすい例えで言うならば、
家庭料理の定番を何度でも味わってもらうような。
味噌汁のダシを変えてみたら、「え?! 今までにない奥深い味!」とか、
肉ジャガなら、「ジャガイモのホクホク具合が違う!」とか。

演劇も、食べる人(観る人)によって育っていくんだと思う。
明日からの2週間、どう育っていくんだろう。

小笠原くみこ

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