10/11/10

おとことお酒2010

テーマソング

風立ちぬ〜今は秋〜帰りた〜い帰れな〜いあなたの胸に〜
今夏の猛暑はどこへやら、過ごしやすい季節になり、バイク通勤も爽快で松田聖子の
「風立ちぬ」をサビだけ熱唱している。

芝居のなかで岩淵が歌をうたっている。
夏がぁすぐ〜〜そこまでぇぇ〜〜やあってぇ〜き〜た〜ララララ

どんなメロディーかは劇場でご覧ください。この歌はちょっと耳に残ります。
ちょっとうらやましい‥歌が本当にヘタクソな私にもうたえるし、歌いたくなるうただ。

私は作品ごとにいつもテーマソングがある。「それにしよう!」とか決めるのではなく、
なんとなくそうなり、その歌を聴き続けるのである。
今回はなぜか松田聖子の「風立ちぬ」になっている。

「風立ちぬ」は男女の別れの歌なのだが、今回の「おとことお酒」にも
通じるところがたくさんある。この三人のヒーローは自分の進みたい道に向かって大きな別れをする。
そしてその別れに傷つき、呻き、それをエネルギーにさらに大きく前進する。

サヨナラ、サヨナサ、サ〜ヨナラ〜、
風立ちぬ〜今は秋〜帰りた〜い帰れな〜いあなたの胸に〜
風立ちぬ〜今は秋〜今日からわたしぃ〜は〜心のた〜び〜ぃびと〜(旅人)

チェ・ゲバラにマッチする‥。
チェ・ゲバラ、石川五右衛門、項羽、そして内田慈演じる女・・・
その4人がそれぞれの苦楽の旅をし、偶然南国の寂れたモーテルで出会う。
そしてお互いの健闘を祈るのではなく別れていく、ちょっとセンチメンタルに。
そして面白く、爽快感のある、秋には打って付けの作品であると思う。
本番まであと僅か、乞うご期待!!!

浦 弘毅

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「おとことお酒」ダイジェスト版アップしました!

10/11/09

おとことお酒2010

オヤジとお酒

先日の夜
酔っ払ってベロンベロンで千鳥足で歩いている年配の男の人がいました。

道が一緒だったようで私の前を、コントのような酔っ払いぶりで歩いてます。
昔の漫画で見た典型的な酔っ払い歩きで、手には傘しか持っていません。
その傘を振り回しながら、駐車中の車にぶつかりそうなんだけど「よっ」とうまく車をよけながらふらふら歩いてます

こうゆう人がお金とか取られちゃうんだろうなぁ〜
とちょっと心配をしながら後ろをついていきました

よく見ると


父でした

家ではめちゃくちゃ怖い親父なのに
目の前の父は酒にのまれた酔っ払いのダメ男

そのギャップに

年とったんだなとちょっと泣けてきました。


ゲバラ、五右衞門、項羽は酒を飲むとどうなるのかしら?

山口 笑美

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「おとことお酒」ダイジェスト版アップしました!

10/11/07

おとことお酒2010

学習院女子大学 やわらぎホールってところ。

どもっ。
演出の安田です。
「おとことお酒」、会場は、
学習院女子大学の中にある、やわらぎホールです。

当日は、正門からしか入れません。
とのことです。
東京メトロ副都心線「西早稲田」下車。
悪いことは言わない。
ここから来なさい。
ほかのどの場所からも遠いです。

何せ皇族の方々も出入りする学習院女子大学。
セキュリティにはうるさい。
特に男性にはうるさい。
教授の「ごきげんよう」で講義が始まる学習院女子大学。
俗人の常識は通じません。

会場の、やわらぎホール。
皇族はやわらげるのかもしれないが、
平民はちょっとやそっとじゃ、くつろげない。
いやいや、嫌味をいってる場合じゃない。
すばらしい施設です。
都内の、山手線内に500人の客席。
ぜいたくです。
すべての席に机がついています。
メモとり放題。モノ置き放題。

こんな施設を女子大生に独占させる手はないよ、
というのが、今回の感劇市場という演劇祭。
コンドルズとかも出てます。

来週末、11月13日土曜日、14日日曜日、
それぞれ14:00と18:00。
計4回もやる。
どうせやるなら、できるだけ回数やろうぜ、
という欲張りな俳優たちなんだな。

10月31日に、
一番打者の学習院女子大学舞台芸術部の
公演を見てきました。

ちゃらちゃらした芝居してるんだろ、どうせ、
とやわらぎホールに足を運ぶと、
とんでもない。

説経節の「信太妻[しのだづま]」。
そうだな、日舞でいえば「保名」、
歌舞伎の「蘆屋道満大内鑑」の原作、
「葛の葉」で知られた作品なんですが、
なんと、そんな難しい奴をけなげに上演している。
もっとラクして楽しめる方法はあるだろうに。
誰も知らない古典に挑戦するなんて…
まるで山の手事情社みたいな。
個人的にはひじょーに親近感を持ちました。
ま、ボクだけかもしれません。

やわらぎホール。
実は舞台そのものがあなどれない。
下見に2回も伺っております。
通常だと1回なんですけどね。
1回では結論がでなかった。
幕も装置もほとんどなし、
というアイデアをたずさえてでかけたものの、
地の壁が安ホテルではなく、
ホテルニューオータニみたいで、
あえなくその案はボツ。

その後は幕を引いたり出したり、
床を上げたり下げたり、
客席を移動しようと試みたり、
いろいろやるものの歯が立たない。
そんなことはするな、
と劇場の方の目が静かに語っていました。

まだ結論が出せずにいます。
大抵の劇場ならば対処できると思っていた
インチキな自信はもろくも崩れ、
なめられんぞ、油断できんぞ、やわらぎホール、
と睡眠不足のこのごろです。

安田雅弘

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