10/11/06
ヴォネガット先生
『おとことお酒』
登場人物は
項羽
石川五右衛門
チェ・ゲバラ
ヒーローという設定らしい。
今日の俺のヒーローは
カート・ヴォネガット先生。
今日読んだ本の一文に
〜ピッツバーグ出身の若者がやってきてこう言った。「ぼくたち大丈夫ですよね」
「若者よ、この地球にようこそ」わたしは答えた。
「夏は暑く、冬は寒い。地球は丸く、水も人間も豊富だ。
ジョー、ここでの寿命はたかたが百年ぐらいじゃないか。
わたしが知っているきまりはたったひとつだ。ジョー、人にやさしくしろ!」〜
カート・ヴォネガット『国のない男』より
ここだけじゃなく、首がもげるほど激しく同意する箇所、無数。
というわけで静かに本を閉じ
最近マイブームの晩酌しながら、
懐かしのスラッシュメタルをiTunesでかけながらのおのれヘッドバンギング。
小首を振りつつ
同意します。納得です。共感です。
愛してます。しびれます。出会えてよかった。
バックでかかっているムステイン先生の声が冷笑的で、素敵です。赤ワインによ
く合います。
酔いが回るぜ。しんどいぜ。
しかし、
ヒーローはやっぱり言葉に力がある。
ヴォネガット先生は
〜テクノロジーをろくに書きこんでいない現代小説は、
現代の人間を描ききれていない〜
と言いますが。
現代の演劇はどうなんですかね。
ねえ。先輩。
『おとことお酒』
きっと凄いしびれるぜ。
斉木和洋
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「おとことお酒」ダイジェスト版アップしました!