11/02/22

The Dead Father

『Dead and Alive』

気がつけばカウントダウンが始まっていた。
公演までの時間があとちょっと。
爆発まであとちょっと。
毎日通し稽古で、通し稽古はある意味本番で、
ってことはすでに毎日が本番で。
研修生生活が始まったころとは別の意味で、
稽古場日誌が書き進まない。

毎日いろんなことを考える。
毎日いろんなことが起こる。
毎日笑える出来事に遭遇する。もしくはその逆。
とりこぼしたくないという気持ち。
今更ながら毎日、いろんなことを思い、感じて
生きてるんだなと認識。
そのどれかを日誌の話題として選ばなけりゃいけない。
選んだらそれについて全力で話さなきゃいけない。
それって、今『The Dead Father』でやっている≪ショートストーリー≫や≪漫才≫や≪物真似≫だって同じじゃないか。
自分たちの人生のとりこぼしたくない数多のシーンから
ある世界を作るために選んできた。
自分たちで捻りだしたものや、エチューダーの斉木さん麻里絵さんに拾ってもらったもの。
あの時、思って、感じて、考えていた何か。
それを風化させず、磨いて、削って、増やして、
舞台上で「あの時」を「この時」に蘇らせる。

なんにせよ時間との闘いです。
「あの時」からの時間と、現在から公演の「その時」までの時間と。
『The Dead Father』のテーマの一つは闘いです(たぶん)。
闘って、生き残らずとも死に残ります。
死んでも何かを残します。

水田菜津美
「The Dead Father」公演情報
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11/02/19

The Dead Father

『視野を広める』

どうしても人間だから、自分の事ばかり考えてしまう。
自分が一番責任あることを完璧にしたいと思うのは全員同じ。
だから、どうしても自己本位になってしまうのだが
それじゃぁ駄目だと言われ
その通りだと思うも、自分の事ばっか最優先になってしまう。
反省・・・
そもそも私自身が自己本位だからな。ナルシストで自己本位とか最悪じゃないか!!
そんな中、ひと時の会議タイムを自主稽古中につくり
自分のイメージを語り合った。みんな死父にたいするイメージはバラバラ。
私はトップに立ったりする欲望はないが、そこに気持ちよく居座る方法を全力で考えるキャラだなーとか
あいかはゲームを楽しむのが優先とか
鯉渕は支配欲にかられるも寂しいとか(笑)
みんなそれぞれで考えていて、
もちろんイメージを1つにするのも大切かもしれないけど個々があるのも凄く楽しい。
他人をみれば気づける事って山ほどあるしね。
視野を広げて進んでいこう。

1週間前はメモリー不足だったかもしれないけど容量が増えている・・・ような気がする。

毎日がレベルアップだ!

御影桃香
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11/02/19

The Dead Father

『隙間の時間』

現在、盛りだくさんだったシーンがだんだんと整理されて、スマートになってきています。
稽古中、短く通してみては、よりよくするには…と話し合う斉木さんと麻里絵さん。
そのちょっとした隙間の時間に、しばしば研修生だけのエチュードタイムがあります。
斉木さんのPCから流れる音楽。
その音楽のイメージで、動き始めるみんなの想像力。
誰かがイメージを身体で表現し始めて、それを受け取る誰かがいて、それを発展させる誰かがいて…とどまらずに進んでいくイメージの連鎖。

思い出したのは、去年度の『おとことお酒』の稽古風景。
岩淵さん、浦さん、川村さんの、稽古の合間のやりとりが面白かったこと。

私たちのやりとりが、傍から観ていて面白いのかというのは置いておいて。
調子に乗ってるってこういうことだよなぁと思うのです。
心のエンジンというか。
思考の柔軟性というか。
クルクル回って、あほなことがどんどん思いつく。
出てこなくて苦しんで苦しんだ末に見えることがあるけれど。今までどちらかというと、そうして模索してきたけれど。楽しくて調子に乗ってるときに浮かんでくるものもある。この状態を保ってエチュードできたら、さぞ面白いものが出てくるのかもしれないけれど、そうは問屋が卸してくれず。

考え込むし、悩むし、疑うし…。
調子に乗ることさえ自分の思うようにはならず…。
自分っていうのは、本当に思い通りになりません。
本番は目前。
思い通りになんかならない自分を、観察して。
一番面白くなるために必要な何かを、少しでも多く掴んでいきたいと思います。

土方あいか
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