07/01/31
「劇的な瞬間」
初めまして。
本日の稽古場日誌を担当します、志津と申します。
今日は、身訓・発声・バランスなどの一連の基礎稽古後、スローモーション歩行を行いました。
歩行は、「ただ歩くのではなく、何でもいいので自分の中にあるイメージ、強く感じている想いなどを背負って歩きなさい」と、エチューダーの笑美さんはよくおっしゃられます。
何かイメージを背負って歩くのと、ただ歩くのでは、空間がまったく違って見えるのです。
歩くことに必死で、なかなか難しいですが…。
その後、5人ずつのグループに別れ、45分間ショートストーリーズ(SS)の話し合いをしました。
SSとは5分くらいのリアル系寸劇のことで、日常ありそうだけど、演劇の空間なので劇的な瞬間も見せなければいけません。
この話し合いで、どれだけイメージが広げられるか、自分の役割を、どこまで掘り下げられるかにかかってきます。
設定(状況)はごくシンプルなものを、その中で起こる感情の変化や流れを見たいとの課題がありました。
ついつい劇的に見せようとするあまり、大げさで複雑なものを考えがちですが、設定に捉われてしまい、うまくいきません。
このように次々と様々な課題が出てきますが、本番でいかにこの空間に生き、劇的な瞬間を見せられるか!皆様、お楽しみに。
徳弘 志津