14/02/25

つぶやきとざんげ

今頃になって

今頃になって自分ダメさ加減を再認識する。
《ショートストーリーズ》を作っていてもどう作れば良いのかわからなくなる。
それでもなお、時の鎌が自分を襲う。

普段やってることなのに、その再現が出来ないのは何故なんだろう。
創造力、想像力、そうぞう力…
もっと自分を見つめ、他人を感じ受け取ることを必死になって、そして、そこの人になる。

自分じゃない何かに乗っ取られ、身体が勝手に動くまでにならなきゃ!!

もう時間がない…

しっぱい しっぱい しっぱい しっぱい しっぱい しっぱい しっぱい しっぱい

いっぱい繰り返しそして、本番へ!

和仁規泰

14/02/25

つぶやきとざんげ

届かない

『つぶやきとざんげ』で取り扱うテキストや要素たちは、重く暗い内容が多い。

特に自分の演じる役は死と向かい合ったり殺意で満たされたりと、過去に感じた事がまるでなさそうな感情を求められる場面が多くある。


技術的な面は一年間かけて培ったものを見せるにしても、役の持つ背景は僕の人生の引き出しから引きずり出すしかない。

今まで目を背けて、知らない振りをして、忘れた振りをして、存在しないものとして扱ってきたであろう闇の感情を手探りで探してつかみ取る作業を続ける。

けどつかみ取った感情を言葉に封じ込める事が難しく、具体的な音色や音圧に変換して声に出す事も難しく、見ている人に伝わるように届ける事ができない。



自分の心の中に伸ばす手も、相手の心に伝える想いも、届かない。

どうすればいいかもわからない。探すしか無い。



とてもとても難しいアプローチな気がする。

けど届けたいこの想い。

這いずり回って一ミリでもいいから少しずつ近づく。

そんな毎日の稽古です。



あと少しで本番。

見に来て下さい。



河合達也

14/02/23

つぶやきとざんげ

演技の世界、言葉と身体の世界

山の手事情社の唯一の外国人ポールです。



毎日稽古で言葉の壁と《ルパム》の壁を感じます。



自分の感じた事を外国の言葉で伝えることはどうしてこんなに難しい事ですか。



どうしてこんなにめちゃくちゃ楽しいのですか。私なりに答えをみつけました。



自分が演じる役は本当の自分と登場人物の合体だと思います。どこか、演じている瞬間でも冷静な自分が存在しています。
その冷静な自分は様々なことを認識できています(自分のミス、テンション、お客様の反応などなど)。
私の場合は日本語のアクセントやイントネーションなども含まれています。



その日本語の問題は本当に大きい混乱です。
外国語を必死に勉強した方がわかるとおもいますが、人間の思考は大体言葉と絵で行われているので、自分の言葉を変える事は、自分自身を完全に否定することです。
特にアクセントやイントネーションなど完璧にしたいところ、呼吸法や身体の動きまで全て変える必要があるのです。
役と違って常にスイッチ入っていないと駄目なんです。



それが面白いです。普通に母国語で演じる役者と違って、新しい自分を探してとそれを役で生かすのだけよりも、私のような人は外国語に通して新しい存在になる必要があるのではないかとおもっています。



ベネーダ・ポール・マリア



The World of Acting, The World of Words and Body.







Hello, I am Yamanote Jijosha only foreigner Paul.



Everyday I am crushing against the wall of "Words" and "Rupamu".



Why is it so difficult to express what you feel in a foreign language?



Why is it also so refreshing and fun? I found an answer for myself.



I believe that through acting my true self and my role start melting together.



But somewhere while acting there exists a logical me, who keeps myself in check, remembering my mistakes and points I want to improve. In my case, Japanese speaking correct Japanese is also something my logical self has to check.







Those Japanese mistakes are big challenge to me. People who have studied a foreign language very hard may understand that thinking is basically done in pictures and words. Changing your own words is like outright rejecting yourself. Especially when you want to also sound correct, you have to change your breathing and body movements (tongue, lips). Different then from acting, you have to be careful 24 hours a day.







And that is the amazing thing. Actors who use their mother tongue have the chance to search for a new part of themselves and express it through their role. In cases like mine where you act in a foreign language, I believe I have to become a new existence to accomplish my goals.

Beneder Paul Maria