10/11/09

社会人WS

『忙しい社会人のためのワークショップ』第3回

こんにちは、三井です。
『忙しい社会人のためのワークショップ』も3回目を迎えました。参加者は20名強、20代から60代までの幅広い年齢層の方々が参加しています。
このワークショップは、山の手メソッドの一つであるショートストーリーズを軸にしています。ショートストーリーズとは即興で作る寸劇のことで、日ごろあまり見る事ができない人間の一面を切り取ってシーンを作っていきます。

今回行われたメニューは
○目隠し鬼ごっこ、名前鬼ごっこ、ストレッチ
○ショーストーリーズ作り
○同じチームで再度ショートストーリズを作り直す

短い時間で人間の深い部分をさらけ出す話をつくるのは、なかなか難しい。しかもメンバーは顔をあわせるのが三回目。まだお互いのことについて知らないこ
とばかりです。今回はじっくり向き合ってもらうため、
一日中同じチームでショートストーリーズをつくってもらいました。とは言っても、たった数時間ですが・・・。
基本的に一時間半ほどで話し合いシーンにするため、演技はほぼ即興になります。
ここで問われてくるのが、よりリアルな演技。たとえば、場所が一人暮らしの女性の家だったとして、その部屋は1Kなのか1DKなのか、家具はどんな配置になっているのか、ドアは内開きか外開きなのか・・・・。挙げていけばきりがありませんが、こういったことの辻褄が合っていないと、リアリティーがありません。
人間関係にしても、しかり。カップルがいたとして、いったいどのくらいの付き合いなのかによって、手のつなぎ方も変わります。今日はそういった細かい部分の辻褄を合わせるだけで一日が終わってしまいました。

行く行くは、それら細部のことは役者同士が演技している中で即興で作り上げていきたいところです。
目指したいのは更に上です。

10/11/09

おとことお酒2010

オヤジとお酒

先日の夜
酔っ払ってベロンベロンで千鳥足で歩いている年配の男の人がいました。

道が一緒だったようで私の前を、コントのような酔っ払いぶりで歩いてます。
昔の漫画で見た典型的な酔っ払い歩きで、手には傘しか持っていません。
その傘を振り回しながら、駐車中の車にぶつかりそうなんだけど「よっ」とうまく車をよけながらふらふら歩いてます

こうゆう人がお金とか取られちゃうんだろうなぁ〜
とちょっと心配をしながら後ろをついていきました

よく見ると


父でした

家ではめちゃくちゃ怖い親父なのに
目の前の父は酒にのまれた酔っ払いのダメ男

そのギャップに

年とったんだなとちょっと泣けてきました。


ゲバラ、五右衞門、項羽は酒を飲むとどうなるのかしら?

山口 笑美

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「おとことお酒」ダイジェスト版アップしました!

10/11/07

おとことお酒2010

学習院女子大学 やわらぎホールってところ。

どもっ。
演出の安田です。
「おとことお酒」、会場は、
学習院女子大学の中にある、やわらぎホールです。

当日は、正門からしか入れません。
とのことです。
東京メトロ副都心線「西早稲田」下車。
悪いことは言わない。
ここから来なさい。
ほかのどの場所からも遠いです。

何せ皇族の方々も出入りする学習院女子大学。
セキュリティにはうるさい。
特に男性にはうるさい。
教授の「ごきげんよう」で講義が始まる学習院女子大学。
俗人の常識は通じません。

会場の、やわらぎホール。
皇族はやわらげるのかもしれないが、
平民はちょっとやそっとじゃ、くつろげない。
いやいや、嫌味をいってる場合じゃない。
すばらしい施設です。
都内の、山手線内に500人の客席。
ぜいたくです。
すべての席に机がついています。
メモとり放題。モノ置き放題。

こんな施設を女子大生に独占させる手はないよ、
というのが、今回の感劇市場という演劇祭。
コンドルズとかも出てます。

来週末、11月13日土曜日、14日日曜日、
それぞれ14:00と18:00。
計4回もやる。
どうせやるなら、できるだけ回数やろうぜ、
という欲張りな俳優たちなんだな。

10月31日に、
一番打者の学習院女子大学舞台芸術部の
公演を見てきました。

ちゃらちゃらした芝居してるんだろ、どうせ、
とやわらぎホールに足を運ぶと、
とんでもない。

説経節の「信太妻[しのだづま]」。
そうだな、日舞でいえば「保名」、
歌舞伎の「蘆屋道満大内鑑」の原作、
「葛の葉」で知られた作品なんですが、
なんと、そんな難しい奴をけなげに上演している。
もっとラクして楽しめる方法はあるだろうに。
誰も知らない古典に挑戦するなんて…
まるで山の手事情社みたいな。
個人的にはひじょーに親近感を持ちました。
ま、ボクだけかもしれません。

やわらぎホール。
実は舞台そのものがあなどれない。
下見に2回も伺っております。
通常だと1回なんですけどね。
1回では結論がでなかった。
幕も装置もほとんどなし、
というアイデアをたずさえてでかけたものの、
地の壁が安ホテルではなく、
ホテルニューオータニみたいで、
あえなくその案はボツ。

その後は幕を引いたり出したり、
床を上げたり下げたり、
客席を移動しようと試みたり、
いろいろやるものの歯が立たない。
そんなことはするな、
と劇場の方の目が静かに語っていました。

まだ結論が出せずにいます。
大抵の劇場ならば対処できると思っていた
インチキな自信はもろくも崩れ、
なめられんぞ、油断できんぞ、やわらぎホール、
と睡眠不足のこのごろです。

安田雅弘

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