07/12/28
香川『オイディプス王』より
うどんと演劇の意外な共通点
私たち劇団 山の手事情社が、香川県の演劇シーンと出会って14年。
この間、何人もの劇団メンバーがさぬきの地を訪れました。
彼らは決まって「うどんがうまい!!」とうなります。
それまで口にしたうどんの味とは全くちがう、
コシの強さ、ダシの深さと旨味…
そうしたカルチャーショックが言葉になったのでしょう。
しかし、残念ながら食べていない者にとっては、
どんなに熱弁をふるわれても、想像の域を出ず、
未知の世界です。
演劇も同じ。すばらしい公演であっても、本や映画とちがって、噂を聞いた後では観ることができません。
観て、体験しなければ始まらない、ナマものです。
演劇は、お客様が俳優の作る空気にナマで触れることに最大の魅力があります。
さぬきうどんの魅力は、うどん本来の味、
演劇の魅力は、人間のエネルギー本来の味です。
市民劇 〜これまでの感想より〜
「こんなにステキな俳優さんが香川県にいたなんて。感激です。」(30代・主婦)
「いつもと違う友達でびっくりしました。」
(10代・男子高校生)
「古典作品が面白いことを教えてもらいました。
今度は原作を読んで見に来ます。」
(20代・会社事務女性)
「年に一度の市民劇が楽しみです。」(50代・女性)
「舞台美術の斬新さに毎回驚かされます。
定年後、何か大きなものにチャレンジしようかと。」
(50代・会社員)
「カッコイイ衣裳! 私も着たいです!!」(20代・学生)
シアター・プロジェクト香川のホームページでは
稽古場日誌を連載中。ぜひ覗いてみてください。
http://tp-k.org/oedipus/text.php