08/04/28

摂州合邦辻

ここ開けて

「おかーさん、ここを開けてください。」

母は玄関の戸を開けるかどうか悩みます。
でも母は扉を開けます。


娘の部屋の掃除をする母。
娘の机が気になります。

「それは開けないでください、おかーさん。」

でも母は開けてしまいます。
世の母の通る道なのかもしれません。


「それは開けてはいけないものです、おとーさん。」

でも父は開けまくります。
娘のワンピースのチャック。
そんな父はあまりいないと思いますが、
ちょっとだけ妄想している父は、
ちょっとだけいるかもしれません。


「まぁ、はしたない。そんなに開けて。」

最近の母もそういうことを言うのかは知りませんが、
若い娘たちがそろいもそろって股を開けます。
どうして股を開けるのかは、劇場で確認してください。
(どうしてか知っている方は、しぃー、です。)


なんだか、こう、
色々なものが開いていく、開いていく感じがする芝居のような気がしないでもない。

結構複雑な気持ちで作品に関わっていた昨年の秋。
今回の再演にあたり、ちょっとずつ色々変わるらしいです。

蓋を開けたらちょっとどころではない気がするので、
今から割と気が気でないです。こわやこわや。

ただ、「開く」(あく、ひらく)という響きはなんだか素敵です。
開けないほうが幸せかもしれないものもあるとも思うのですけれど。

さてさて、これを読んでしまったあなた。
まずは劇場の扉を開けてみてください。
劇場への扉は開け放題(上演中を除く)ですから。


櫻井千恵

08/04/28

摂州合邦辻

スタートダッシュ

「気合いだ、気合いだ」と、
アニマル浜口張りに鼓舞して稽古にのぞんだものの、
膝を怪我して見事にスタートダッシュにこけた
新劇団員の下野雅史が本日担当させて頂きます。

僕は、研修生を2年間やっていたのですが、
『摂州合邦辻』の稽古は、
珍しく安田さんの提案に役者が応える形になっていて大変そうだったけどとても面白く、
羨ましく見ていた記憶があります。

もう研修生ではないのでもっと深く関わり、
より磨きのかかった『摂取州合邦辻』になればと思っています。

08/04/25

摂州合邦辻

自慢話

はじめまして。
新劇団員の安部みはるです。
2007年度研修プログラム終了公演『こんな奴ら。』を、見に来てくださった方、改めて、ありがとうございました。
これからもよろしくおねがいします!

時の流れは速いですね。
あっという間に4月も後半に突入です。
そして、昨年11月に『YAMANOTE NIPPON』で初演された『摂州合邦辻』が相模大野に場所を変え、
あっという間に再演ですよ。 うひょー!

突然ですが、
安部みはる的、『摂州合邦辻』に関する、

自慢
その一
女優さんの着ている衣裳(ワンピース)は、私が縫った!
           ……全部ぢゃありませんが。

その二
女優全員のスリーサイズを知っている!!
           ……ナイスバディです。

その三
小道具で使われている鍋は安部家の鍋です!!!
           ……本人出てないのにネ。

その四
衣裳製作中に穂高さんに肩を揉んでもらった!
           ……役得です。

その五
公演期間中、浦さんのモモヒキを洗ってました!
           ……いいだろ!そこの女子!!



というわけで、まだ見てない方も昨年見に来ていただいた方も、
もりもり興味が湧いてきたことでしょう。

劇場でお会いできるのを楽しみにしています。