09/03/28

デコ

研修プログラムを終えて/園田 恵

演劇の天地左右もわからない私は、もがいて(足首骨折して)もがいて(治って)もがいてもがいてたら、気がつくと舞台で泣きながら電話かけてた。

この一年は、今までなんとか避けてきたすべてが一気に襲いかかってきたような、そんな期間。
自分にないものが非常に多くて、あるものも実はなかったりして。

しかし、色々大変だったけど一年間続けてよかった。

弱虫毛虫の私を支えてくださった方々に、感謝と愛と愛を。


園田 恵

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09/03/27

デコ

研修プログラムを終えて/牧野 謙

借金して名古屋から上京して、全然知らない土地で独りきりで。そうして始まった研修プログラムも修了公演『デコ』を終え、間もなく幕を閉じます。
以下1年前と変わった事。

・痩せた
・背筋が伸びた
・脚が速くなった
・病気をしなくなった
・顔だちが精悍になった(と言われた)
・Tシャツが何枚か駄目になった
・白髪が増えた
・4年付き合った彼女と別れた
・別れた彼女が修了公演を観て「今のあなたはとても輝いている」と泣いてくれた


牧野 謙

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09/03/26

デコ

研修プログラムを終えて/渡辺六三志

「堂々と存在する」、そうなろうとした1年だったと思う。
何をするにも所在なさげで、他人との交流を拒む自身の体質を、どうにか変化させたいと思いながらもがいた日々だった。
居心地がいいと感じたことなど一度もない。
常に劣等感にさいなまれ、自分より上の実力を持つ他の研修生たちに嫉妬の念ばかり抱き、彼ら彼女らのまねばかりしてきた。
「周りの奴ら、みんなすごいんだぜ」、それだけがここにいる誇りだった。
修了公演を終え、ようやく「素直な自分の気持ち」のようなものをつかめた気がする。
だが自分探しが目的ではない。
あんないい作品を創るには、この1年間の稽古が必要不可欠だったということ、それが本番で実感できたことがこの1年の何よりの収穫なのだから。


渡辺六三志

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