08/05/20
きっとこんな観劇体験
脳味噌を直接鷲掴みにされて、
ぎゅんぎゅんに振り回される気持ち。
ブルーザ・ブロディよろしく、
レッド・ツェッペリン「移民の歌」をバックに
鎖をまきつけ、卓袱台の上を小躍り。
脳内フランク・ザッパ、「ティンゼルタウンの暴動」を
脳内リピートで、環八を爆走。
ひとり、にやにやしたり、へらへらしたり、する。
いきなり振り返り、くわっと見得をきる。
そんな藪から棒な気分になる演劇。
『摂州合邦辻』
子供の頃、
無闇にじぐざくに駆け回ったり、
どぶ川の源流を辿ろうと、
じゃぶじゃぶ川の中を突き進んだり、
雨が降ると溝を選んで歩いたりしたもんですが。
あれから。
使わず仕舞いの脳味噌がじゃぶじゃぶ洗われます。
小骨が刺さるよ。脳髄に。
おいでませ、相模大野。観劇後はきっと小躍り。
斉木和洋