08/11/16

道成寺/えずこホール

スペシャルな『道成寺』

『道成寺』
タイトルを目にすれば、日本の古典や昔話、
歌舞伎や能を連想させる、和風の印象です。
しかし山の手事情社の『道成寺』
ちょっと違います。
まず着物は着ません。衣装は華やかな洋装です。
お寺のお坊さんは出てきますが、
カツラはかぶりません。
「俺って何者? どうしてここにいるんだろう?」
とまるで思春期のように悩み、
その答えは今の私たちと同じように
見つけられずにいます。
女はひとりの男を熱心に愛しますが、
男はその愛を受け入れることができません。
その二人のやりとりは
古語でやらせていただく場合もありますが、
男女のすれ違いは、いつの時代も
身にせまるものがあります。
思い余った女の狂気は、女を蛇へと変えてしまい
ますが、着ぐるみもトリックもCGも宙乗りも
使いません。
さらにそこに原作から想起して作った
山の手事情社オリジナルシーンを加え、
平安時代から語り継がれてきた道成寺伝説を
山の手事情社が解体&あらたに編みなおし、
来月、宮城県のえずこホールで
上演させていただきます!
ぜひ、21世紀のスペシャルな『道成寺』
見にいらしてください。

久保村牧子

08/11/13

道成寺/えずこホール

忘年会とかよりも

えずこ「道成寺」に向け稽古が始まっています。

初演のときにはこれほど再演を重ねる芝居になる
とは思っていませんでしたが、これまでいろんな
場所で公演を行い、微妙なキャスト変更も
繰り返し、山の手事情社のレパートリーとしては、
もはや「古典」になりつつあります。

みんな大芝居をしてがんばっています。
だから宮城県のみなさん、見にきて下さい。

「道成寺」は、山の手事情社の芝居の中
では一番スペクタクルです。
最後はキレイです。
でも後片付けが大変で、舞台終わったあとは
ふらふらになりなから掃除をします。
ちょっと憂鬱ですが、見てくれる人が少ないと
もっと悲しいので見に来て下さい。

宮城は寒いと聞いていますが、
寒さも吹き飛ぶような熱量の高い舞台です。
クリスマスより楽しいですよ。
見に来て下さい。

山本芳郎

08/11/11

道成寺/えずこホール

寒い季節なのに暑い

11月に入りどんどん寒くなっておりますが、
山の手事情社の稽古場は暑くてたまりません。
12月に宮城県で公演します
「道成寺」は、前回の「ロミオとジュリエット」
と同じくらい体力的にハードなもの。
まぁ〜山の手事情社はとにかく身体を使うので、
どの芝居もハードなんですが…。

この寒くなる季節で1番怖いのは怪我なんですね。
膝、腰と学生時代に怪我をしているわたしは
これからの季節がかなり怖い!
特に膝は立てなくなるくらい痛むから
厄介なんですな!

それはそうと、また「道成寺」を公演できる
なんてとてもうれしいです。
是非皆様には観ていただきたいですな!

東京からでもそんなに遠くありませんよ!
たぶん…。

さらにレベルアップした山の手事情社の
「道成寺」ご期待ください。

浦 弘毅